ウィットスタジオ、21年5月期の決算は経常損失4.8億円と赤字幅拡大 8.6億円の債務超過 IGポートが管理面で支援し立て直しへ

IGポート<3791>傘下のウィットスタジオの2021年5月期の決算は、売上高12億3500万円(前の期比40.3%減)、経常損失4億8600万円(前の期は1億1600万円の損失)、最終損失5億0100万円(同1億7300万円の損失)と減収・赤字幅拡大となった。債務超過も8億6600万円となったという。

・売上高:12億3500万円(同40.3%減)
・経常損失:4億8600万円(同1億1600万円の損失)
・最終損失:5億0100万円(同1億7300万円の損失)

「Vivy -Fluorite Eye's Song-」や「GREAT PRETENDER」などの制作を行ったが、外注費の高騰や制作期間の長期化によるコスト増が収益を圧迫したようだ。

【追記】IGポートの決算報告によると、以下の記載があった。 

新規受注の映像制作では、現況に合った確度の高い映像制作予算の策定による受注額の交渉を行っている。納品した一部の作品について改善もみられたが、一方、クオリティーを重視した作品については、制作期間が長くなったことや外注費の高騰により、制作赤字や受注損失引当金を計上している。 

債務超過が拡大したことを受けて、IGポートでは「子会社経営管理プロジェクト」を始動し、経営に関与していくという。これまでIGポートでは、各子会社の独立性を尊重し、経営方針を一任してきたが、経営に介入することで管理面における経営層を補完し、管理体制の改善と黒字化を目指す、としている。

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