ケイブ<3760>が本日(10月13日)、2022年5月期の第1四半期(2021年6~8月)の決算を発表し、売上高が前年同期比35.9%減の2億8000万円、営業損失5億2200万円(前年同期は1600万円の黒字)と大幅減収・赤字転落となった。
売上高については2010年以来で最も低い水準で、営業損失も最も大きな赤字幅となった。株式費用報酬を考慮すると、営業損失は1億7400万円となる。
主力タイトル『ゴシックは魔法乙女』は漸減が続く一方、現在開発中の「東方Project」より許諾を受けた新作ゲームについては少し先となる2022年中にリリースする予定だ。
『ゴシックは魔法乙女』は、運営の見直しと施策の品質向上、ユーザーを飽きさせないアップデートなどで改善傾向にあるという。売上は前四半期比でプラスになったものの、前年同期では依然としてマイナスだ。
また、新規サービスの「占占(sensen)」についても売上高、ユーザー数ともに「ゆるやかに増加」しているとのこと。本格的な収益貢献はまだ先とみられ、我慢の局面がもう少し続きそうだ。
なお、株式報酬費用については、新株予約権付与者に対する労働サービスの対価として支払われる報酬となる。利益剰余金と新株予約権で相殺されるうえ、キャッシュアウトを伴わない費用になるそうだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760