クラスターは、『Clusterカンファレンス - メタバースを再定義する -』で、「メタバース研究所」の設立とOculus Quest 2対応などの複数の新機能およびアップデートを発表した。
「メタバース研究所」の設立は、東京大学稲見研究室、京都大学神谷研究室の協力のもと実現した。年間延べ300万人にメタバース体験を提供している国内最大級のメタバースプラットフォームを開発するクラスターは、日本社会におけるメタバースのあり方を再定義し、真の価値創造をはかるため、産学連携でメタバースの価値創造に取り組んでいる。
また、メタバース体験を向上させるため、メタバースプラットフォーム「cluster」内でのOculus Quest 2への対応や、乗り物機能、cluster内でオリジナルアバターを作成できる「AvatarMaker」機能など、6つの新機能を実装およびアップデートした。
■メタバース研究所について
昨今、インターネット上に構築される新たな世界として「メタバース」が全世界的に注目されています。新型コロナウイルス感染症拡大によって、リアルで集まる体験が制限されたことで、現実世界に代わる新たな場所としてその利用が加速し、ゲームなどのエンターテイメントシーンだけでなく、ビジネスシーンにも大きな影響を与えている。
実際に、内定式や入社式などの企業の式典、日常的なミーティングやプレゼンテーション発表などを実施するための新たなコミュニケーションの場として、バーチャル空間が選ばれるようになっている。
このたびの研究所発足は、2020年は延べ300万人以上にメタバース体験を提供し、国内最大級のメタバースプラットフォームを開発するクラスターが、日本社会におけるメタバースのあり方を再定義し、真の価値創造を図るための取り組み。
東京大学稲見研究室、京都大学神谷研究室の協力のもと、研究を推進していく。
▼稲見研究室URL:
https://star.rcast.u-tokyo.ac.jp/
▼神谷研究室URL:
https://kamitani-lab.ist.i.kyoto-u.ac.jp/
また、クラスターは「メタバース研究所」の設立にあわせ、研究員の募集を開始。
▼研究員募集URL:
https://www.wantedly.com/projects/770161
■新機能および大規模アップデートについて
メタバース体験を向上する機能として、今回新たに、ユーザーがオリジナルアバターを作成できる「AvatarMaker」機能や、Oculus Quest2への対応など、6つの機能を新たに実装およびアップデートした。
【1.オリジナルアバターを作成できる「AvatarMaker」機能】
メタバースにおいて、自らを表現し他ユーザーとコミュニケーションをとる手段として非常に重要になるのが「アバター」。AvatarMakerを利用することでcluster内のユーザーは誰でもオリジナルアバターを作成することができる。
clusterの「ホーム」内で使える機能で、ベースとなるアバターに対して服や髪、顔などさまざまなパーツの設定、調整を行うことができる。今後は随時パーツを増やしていくことを検討している。
【2.Oculus Quest2対応】
これまでに多くの要望をいただいておりました、オールインワン型VRヘッドセットのOculus Quest 2に対応する(今週末リリース予定)。
【3.乗り物機能】
クラスターは誰でもノーコードでメタバース空間をつくれる「Cluster Creator Kit」を提供しているものの、新たに「Cluster Creator Kit」でバイクや車、椅子などの乗り物をつくれるようになった。
【4.プライベートサーバー・パーティーサーバー】
これまでcluster内に常設のメタバース空間(通称ワールド)を作成するには、誰でも参加できるパブリックサーバーでのみ作成可能だったものの、よりユーザー間のコミュニケーション体験を向上するため、以下3つのサーバーから選べるようになった。
・パブリックサーバー:誰でも参加可能
・パーティサーバー:同じサーバー内にいる人の『フレンド』なら誰でも参加可能
・プライベートサーバー:招待した人だけが参加可能
【5.アバター上限解放】
clusterではVRM形式でユーザー独自の3Dアバターをアップデートすることができるものの、そのアバターデータの制限を開放いたします(11月末リリース予定)。
【6.ワールドクラフト機能】
clusterアプリ内でワールドを作れるようになる「ワールドクラフト機能」を開発中です(12月下旬リリース予定)。
■イベントアーカイブ動画
会社情報
- 会社名
- クラスター(cluster)