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CRI・ミドルウェア<3698>は、米国のHolotech Studiosが提供するバーチャルアバター制作支援ツール「Animaze」に音声解析リップシンクミドルウェア「CRI LipSync」が標準搭載されたことを発表した。
「Animaze」の持つウェブカメラからのモーショントラッキングと「CRI LipSync」による音声解析からのリップシンク技術で、より精度の高いバーチャルアバターを、法人だけでなく、個人でも使用可能になる。
■「メタバース(仮想空間)」でも活躍するバーチャルアバター制作技術
「Animaze」はウェブカメラで読み取った表情や動きを即座にバーチャルアバターに反映するソフトウェア。バーチャルキャラクターでビデオチャットやYouTube配信を行う際などに使用され、全世界向けにリリースされている。「CRI LipSync」は、音声を解析しボイスデータから唇の動きを生成するミドルウェア。英語・中国語など様々な言語に対応しており、特に日本語の解析精度に強みを持つ。「Animaze」と組み合わせることで高い精度でキャラクターを動かすことができ、バーチャルアバターのより一層の普及に貢献する。「メタバース(仮想空間)」において、自身の分身となるバーチャルアバターは非常に重要な立ち位置を占めることから、本採用を機に、今後もさらなるユーザー層の拡大を見込んでいる。
■ライブにも収録にも使えるリップシンク技術
「CRI LipSync」はリアルタイムでの解析にも対応しており、収録した音声だけでなく、マイクから入力される音声データの解析も可能。即座に口パク(リップシンク)を数値として出力しキャラクターの動きに組み込むことができる。2019年の提供開始以降、VTuberの配信やバーチャルキャラクターライブに採用され、その解析精度は高く評価されている。「メタバース」でのリアルタイムコミュニケーションにおいても、アバターの口がリアルに動くことによって、よりスムースな会話が可能になる。
「Animaze」に標準搭載されることにより、法人だけではなく、個人の開発者の方にも使用機会が提供できることになり、バーチャルキャラクター、バーチャルアバターを活用するすべてのサービス、コンテンツ制作におけるデファクトスタンダードツールを目指す。
▼「CRI LipSync」製品ページ
https://vtuber.criware.jp/
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698