IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、2011年7月のIT(自社開発/Sier/NIer)業界の採用動向を発表した。
ワークポートによれば、ハードウェア関連は横ばいだったものの、ソフトウェア関連では「セキュリティプロダクト」「カーナビ」「半導体」といった具体的な案件を見越した求人が10%程度増加したとのこと。職種は大半がエンジニア。ターゲットとなる年齢層は拡大しており、20代限定のものから40歳位まで応募可能なものまで幅広い求人が見られたという。
SIerやNIerも10%アップと好調。Web系システムインテグレータに加え、業務系、組み込み系の求人も散見された。インフラエンジニアに求められる要件として、「Linuxサーバーの設計・構築経験」が70%を占め、開発系でも、PHPを筆頭にJava、Rubyを必須とする求人が多く、大部分がWebアプリケーションの開発経験、さらにWebサービスに関する何らかの経験が求められる、と指摘している。
今後の見通しについて、ワークポートでは、ここ数ヵ月で急増したインフラエンジニアではWin経験のみ、構築経験のみ、保守・運用経験のみ、と保有するスキルが少なくなるにつれて求人数が減少しており、今後も「Linuxサーバーの設計・構築経験」を必須とする求人の傾向は続くとみているという。また、ブリッジSEの求人に関して、少しずつ増え始めているものの、「日本人で中国語がビジネスレベルの方」をターゲットとしており、今後の動きを注視していく必要があると指摘している。
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