DeNA、第2四半期のライブストリーミングは売上収益が53%増の88億円、セグメント利益が23%減の12億円 先行投資行いつつ「Pococha」が「順調に成長」

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、第2四半期(2021年7~9月)におけるライブストリーミングの業績について、売上収益が前年同期比53%増の88億円、セグメント利益が同23%減の12億円だったと発表した。減益となったものの、5四半期連続で10億円を超える利益創出を行っている。

国内の「Pococha」の売上収益が順調に伸びたことに加えて、8月から新たに加わった「IRIAM」も貢献した、としている。「Pococha」グローバル版や新ジャンル「IRIAM」への先行投資を行ったこともあり、セグメント利益は減益となったようだ。 

国内の「Pococha」は、デジタルマーケティングが寄与し、リスナーの獲得が進んだ。アクティビティの高いユーザーが積み上がり、継続率と課金率も向上しているという。「新たな事業として定着している。より居心地のいい場をバーチャルに築くことができている」(岡村信悟社長)。

 

「IRIAM」については、8月に完全子会社となったが、44万ダウンロードを突破するなど順調に成長しているという。両社の経営ノウハウや経営リソースの共有、活用を進めて、さらになる成長を目指していく。

 

グローバル版「Pococha」は今年5月に米国で開始したが、「(DAU上昇など)徐々に定着している」。今後はまず英語圏を中心にサービスを展開していく考えだ。費用対効果を重視しつつ、機能改善などを行うとともに、体制構築やマーケティングを行っていく考えだ。

株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
企業データを見る