Unity、産業分野における次世代シミュレーション技術「Unity Simulation Pro」と「Unity SystemGraph」を発表

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、親会社であるUnityがシミュレーションの性能と機能を向上させ、パワフルなシミュレーションをよりシンプルに、より速く、よりコスト効率よく実行できるようにするための新製品として、Unity Simulation ProとUnity SystemGraphを発表した。

Unity Simulation Proは、開発者がスケーラブルなシミュレーションの真の力を引き出すことを可能にする。Unity Simulation Proは、分散型レンダリングを実現するためにゼロから構築した唯一の製品であり、複数のGPUを使用して、ローカルまたはプライベートクラウド上で同じプロジェクトを同時にレンダリングすることができる。これにより、リアルタイムよりも速いシミュレーション速度が得られ、開発者はより多くの反復とテストを行うことができ、現在の運用コストの何分の一かでインサイトに至るまでの時間を短縮することができる。

また、Unity Simulation Proは、ヘッドレスレンダリング機能を備えており、各画像をスクリーンに投影する必要がないため、オーバーヘッドコストを大幅に削減し、シミュレーション効率を最大50%向上させることができる。さらに、Unity Simulation Proは、専門のプロダクトチームによって支えられており、製品の最適化を継続的に行うことで、さらなるパフォーマンスの向上を実現する。

Unity Simulation Proがスケーラブルなシミュレーションを実行するために最適化されているのに対し、Unity SystemGraphは、複雑なメカトロニクスシステムをシミュレートするために設計した、柔軟で使いやすいノードベースのエディタ。Unity SystemGraphは、あらゆるタイプのロボットシステムや、LiDARセンサやカメラなどのフォトセンサをエミュレートする機能を備えている。

また、ベロダインライダー社(Velodyne Lidar)やオースター社(Ouster)との緊密な連携により、検証済みのLiDARモデルをすぐに使用することができる。直感的で分かりやすいフレームワークを採用したUnity SystemGraphは、小規模なシステムから複雑なシステムへの拡張を容易にする。具体的には、ロボット工学者やエンジニアは、実際のハードウェアにアクセスすることなく、システムのプロトタイプを作成し、その動作をテスト・分析して、最適な設計判断を下すことができるようになった。

Unity(ユニティ)

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ユニティ・テクノロジース・ジャパン

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