DEA、NFTをテーマにした小説賞「第1回NFT小説大賞」の大賞は「NFTハンター」に決定 西暦2976年に令和のNFTの発掘に勤しむ作品
Digital Entertainment Assetは、同社が主催実施した世界初となるNFTをテーマにした小説賞「第1回NFT小説大賞」の大賞作品が決定したと発表した。
「第1回NFT小説大賞」は2021年7月14日より、 NFT(Non-fungible token、 以降NFT)が登場する小説であれば、 ジャンル、 文字数などの制限はもうけないというルールで募集を行い、 結果、 日本を含む世界中のユーザーから合計50作品以上の応募があった。
作品の選考については、 NFT業界をはじめ各界で活躍している審査員が厳正な審査を行い、 この度、 「大賞」1作品、 「入賞」3作品が選出された。大賞、 入賞に選ばれた作品には、 DEAが運営するNFTメディア「NFTnavi」での作品発表や賞金の贈呈、 また、 作品に登場するキーアイテムのNFT制作も決定している。
【第1回 NFT小説大賞】
大賞受賞作品:「NFTハンター」
著者:田中 伸幸作品はこちら
https://nftnavi.net/novel-grandprize/
<あらすじ>
西暦2976年、 人類が寿命を克服してから500年が経過していた。 NFTハンターの『陰出誌恩』は今日も所有者不在となった令和のNFTの発掘に勤しむ。
200年前に失踪した彼の父は有名なトレジャーハンターで、 誌恩は父の残したスキル(NFT)を駆使してハントに挑んでいた。あるとき持ち込まれた不審な依頼『令和の人間の遺伝子データ(NFT)の発掘』により、 無限の生の中に死に場所を求める誌恩は人生を変える大事件に巻き込まれる。
「NFTハンター」イメージビジュアル
大賞受賞の田中 伸幸さんには、 賞金30万円を贈呈するほか、 作品に登場するキーアイテム『令和の人間の遺伝子データ(NFT)』を実際のNFTとして販売するプロジェクトも進行する予定。
<大賞受賞者、 田中 伸幸さんのコメント>
この度はNFT小説大賞の受賞を大変嬉しく思います。 そうそうたる審査員の方々に選出いただいたこと、 また第1回の大賞受賞者ということに責任を感じるとともに、 まだまだ理解されないブロックチェーンの可能性を(特に仮想通貨として以外の用途について)引き続き日本のみならず世界へ向けて発信していければと思います。
私自身の目標である「暗号分野に長けた一部の技術者でなく、 プログラムに縁のない一般の方々へのブロックチェーンの普及」について、 本大賞の受賞をキッカケとして新しい企画を立ち上げられれば幸いです。 とりわけ受賞作の中にも登場させている遺伝子に関しては非常に興味のある分野なので、 今後、 DEA様と連携して何かしら面白いことを仕掛けられないかと期待しております。
<審査員 せきぐちあいみ(VR/NFTアーティスト)さんの講評>
NFTスキルなどファンタジー的要素もありつつ、 遺伝子NFTというのは現代でも実現可能であり、 現実とファンタジーが正しく入り乱れていて素晴らしい!
<審査員 ファオ@ピプリクト(NFT事情通)さんの講評>
「NFT小説大賞」なのでやはり主題にNFTが据えられているべきだと思いますが、 本作はきちんとそうなっており、 まさに「こういうのが読みたかった!」という作品になっていると思います。
現代の現実世界からNFTが出発して、 それが未来へと繋がってどのように利用されているかという点について答えが用意されており、 しっかり物語の起点になっているのがよかったです。
また、大賞作品の他に、以下3作品が入賞作品として選ばれました。入賞作品には、 賞金として各10万円を贈呈する。
入賞作品:「ノン・ファンジブル・メモリアル」
著者:久乙矢
https://nftnavi.net/novel-winning1/
入賞作品:「彼女トランザクション」
著者:アロハステイツ
https://nftnavi.net/novel-winning2/
入賞作品:「Digital Killer」
著者:Sean Penduko
https://nftnavi.net/novel-winning3/
<審査員 上木 則安(映像コンテンツプロデューサー)さんの講評>
「ノン・ファンジブル・メモリアル」は構成力もあり、 伏線もしっかり回収され、 何よりもラブストーリーとして物語を引っ張りつつNFTへの興味を持たせるのに成功していました。
「彼女トランザクション」は主人公の心情中心に、 中盤以降はスラップスティックな展開が面白い。
「第2回 NFT小説大賞」実施。
DEA社では、 「第2回 NFT小説大賞」の実施を予定している。
