【レビュー】『ポケモンユナイト』に本日より参戦した「カイリュー」の使用感をお届け! 「はかいこうせん」「げきりん」などハイパワーの技が盛りだくさん!


ポケモンは、『ポケモンユナイト(Pokémon UNITE)』において、本日(12月20日)9時より、新キャラ「カイリュー」を追加した。

本稿では、ゲーム内で判明したわざの詳細や、その使用感レビューをお届けしていく。


▲カイリューは遠隔・バランス型。バランスの取れた戦闘能力と耐久能力を持つ。粘り強く戦うことが得意。


▲ゲーム開始時はミニリュウから始まり、レベル5でハクリュー、レベル8でカイリューへと進化する。

カイリューの通常攻撃は進化段階によって効果が変化する。まず、ミニリュウは3回目の通常攻撃が強化攻撃となり、前方に水を噴き出す。命中した相手のポケモンにダメージを与え、同時に自分のすべてのわざの待ち時間を短くする。また、水の強化攻撃の付加効果として、命中時に自分のHPを回復する。

次に、ハクリューは3回目の通常攻撃が強化攻撃となる。強化攻撃は水と電気の2種類あり、強化攻撃が出るたび交互に切り替わる。命中した相手のポケモンにダメージを与え、同時に自分のすべてのわざの待ち時間を短くする。また、水の強化攻撃が命中した際は、ミニリュウと同様の付加効果が発動する。電気の強化攻撃の場合は、相手のポケモンを少しのあいだ行動できなくする。

最後に、カイリューは3回目の通常攻撃が強化攻撃となる。強化攻撃は水・電気・ほのおの3種類となり、強化攻撃が出るたびに順番に切り替わる。命中した相手のポケモンにダメージを与え、同時に自分のすべてのわざの待ち時間を短くする。また、水か電気の強化攻撃が命中した際は、ハクリューと同様の付加効果が発動する。ほのおの強化攻撃の場合は、相手のポケモンに追加ダメージを与える。

特性はミニリュウとハクリューのあいだが「ふしぎなうろこ」で、状態異常になったとき、防御が上がる。カイリューからは「マルチスケイル」となり、受けるダメージが少しのあいだ軽減する。なお、一度このとくせいが発動すると、次に発動するまで一定の待ち時間が必要となる。

ここからは覚える技を紹介していく。まずはミニリューが使用できる「たつまき」と「りゅうのいぶき」について。まず、「たつまき」は射程も長く、当たった相手のポケモンの移動速度を下げる効果もあるため、序盤に敵のポケモンとのバトルが発生するのであれば、この技を起点に攻防を行うと良さそうだ。有利を取れるのであれば、そのまま「りゅうのいぶき」⇒強化攻撃と繋げて一気に大ダメージを狙うのも良い。また、このコンボは野生ポケモンの取り合いにおいても使えるので、与えられるダメージの感覚は掴んでおきたい。なお、細かいところではあるが技のリキャストタイムが2つとも7.5秒となっているため、常に2つの技をセットで撃てるのは嬉しいところだ。


●たつまき
リキャスト:7.5秒
わざ種別:遠隔
たつまきを起こし指定した方向に放つ。当たった相手のポケモンにダメージを与え、少しのあいだ移動速度を下げる。


●りゅうのいぶき
リキャスト:7.5秒
わざ種別:範囲
指定した方向に強く息を吐き出し攻撃する。わざが相手のポケモンに命中すると、次の通常攻撃が強化攻撃になる。

その後、レベル5でハクリューに進化するのと同時に、「りゅうのまい」か「しんそく」を覚えられる。まず、ダメージ増加や移動速度アップなどのバフ効果がある「りゅうのまい」は、移動ができるので攻めにも逃げにも使うことができる。リキャストも5秒と、非常に使い勝手が良い印象を受けた。一方、相手の移動速度を下げることができる妨害技の「しんそく」は、味方に攻撃力が高めのポケモンが多い場合などに選択したい。「しんそく」を使用することで特使「マルチスケイル」の待ち時間も0秒にすることができるため、上手く活かして防御力を上げ続け、前線を張れるように立ち回れると良いだろう。


●りゅうのまい
リキャスト:5秒
わざ種別:ムーブ
指定した場所まで、踊るような動きで移動する。少しのあいだ与えるダメージが増加し、移動速度と通常攻撃の速度が上がる。このとき通常攻撃を相手のポケモンに命中させると、わざの待ち時間が短くなる。このわざは使用するたび、与えるダメージが増加していく(3回まで)。アップグレード後は、移動が終わったとき周りに相手のポケモンがいると、さらに移動速度が上がるようになる。


●しんそく
リキャスト:9秒
わざ種別:妨害
指定した相手のポケモンに飛びかかってふきとばし、範囲内にいる相手のポケモンへダメージを与えてつきとばす。わざが命中した相手のポケモンの移動速度を少しのあいだ下げる。わざを使用すると「マルチスケイル」の待ち時間がすぐ0秒になる。アップグレード後は、わざ使用時に移動速度を下げられていた場合、その効果を打ち消してからわざを使えるようになる。

次に、レベル8でカイリューに進化するタイミングで「はかいこうせん」か「げきりん」を覚えられる。最も明確な使い分けとして、遠距離なら「はかいこうせん」、近距離なら「げきりん」という選択になる。威力はどちらも申し分ないため、どちらを選択するかに関しては、パーティの構成や自身の好みに寄るところもあるだろう。「はかいこうせん」であれば、味方のディフェンス型ポケモンを盾に相手の攻撃が届かない位置から攻撃したり、「カジリガメ」や「サンダー」といったオブジェクト戦にも強くなる。「げきりん」を選択するのであれば、相手のポケモンの懐に入り込んでどんどん場を荒らしていきたい。また、その際は先に述べた「しんそく」や「マルチスケイル」を活かす戦法との相性が良いだろう。なお、どちらの技も使用後に行動ができなくなるというデメリットがあるが、その時間は短く、威力の高い技で一気に大ダメージを与えられるため、どちらの技も文面から与えられる印象ほどの不利は感じなかった。


●はかいこうせん
リキャスト:8秒
わざ種別:遠隔
相手のポケモンを指定し、光線を発射する準備に入る。力を溜め、指定した相手のポケモンに向かって手前から地面を一掃していく。光線が命中した相手のポケモンへ与えるダメージには、相手のポケモンの最大HPのうち一定割合に相当する量が上乗せされる。わざ使用後、少しのあいだ行動できなくなる。アップグレード後は、力を溜めているあいだを含め、わざ使用中に受けるダメージが軽減する。


●げきりん
リキャスト:8秒
わざ種別:近接
暴れまくって攻撃する。地面を踏みつけ、範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与える。また、いちばん最近繰り出した強化攻撃の付加効果がもういちど発動する。暴れているあいだは、通常攻撃がすべて特殊な強化攻撃となる。この強化攻撃は近接で、速度も速くなる。暴れ終わると、少しのあいだ行動できなくなってしまう。アップグレード後は、暴れているときに妨害を受けると、妨害の効果の持続時間を短くする。

最後に、ユナイトわざ「りゅうせいラッシュ」について。この技の最大の魅力は、なんといっても射程の長さだ。さらに、距離によってユナイトゲージの消費率が変わるため、調整次第で1試合の間に数多くユナイトわざを発動させるという選択肢も取れるのが強みになる。この技だけで試合をひっくり返すほどの威力はないが、相手に当たれば妨害効果もあるため、仲間と連携できればこれをきっかけに有利な展開になることも十分に考えられる。


●ユナイトわざ:りゅうせいラッシュ
わざ種別:ムーブ
着地の場所を指定すると、空高く舞いあがってからいくつもの隕石とともにその場所へ突撃する。範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与え、ふきとばす。着地の場所までの距離が長いほど、消費するユナイトわざゲージが多くなる。わざを使っているあいだは妨害されなくなる。

今回、カイリューを使用してみて感じたのは、ひとりでもかなりのパワーが出せるポケモンに仕上がっているということ。自身の特性で防御を上げられるほか、「はかいこうせん」や「げきりん」といった威力の高い技を持ち合わせている。さらに、「りゅうのまい」と「しんそく」はそれをサポートする技となっており、3種の付加効果がある強化攻撃も強力だ。やや気になったのはゴールモーションに時間がかかるという点だが、カイリューを起用するのであれば、そのパワーを活かす意味でもしっかりと相手に勝ち切ってからゴールを決めたいので大きなデメリットにはならないだろう。1人で何でもこなせる分、使用感としても非常に楽しいポケモンに仕上がっているので、購入を検討している方はぜひ使用してみてほしい。


(文 編集部:山岡広樹)



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