アクセルマーク<3624>は、この日(12月23日)、2021年9月期決算において債務超過を解消したことにより、東京証券取引所より猶予期間入り銘柄から解除されたことを明らかにした。同社は、前の期(2020年9月期)において業績悪化によって債務超過となり、東証における上場廃止に係る猶予期間入り銘柄となっていた。
同社は、2020年9月期において、これまで損失計上が続いていたゲーム事業や新規事業の撤退を含めた事業構造の転換に着手するとともに、固定資産の減損損失等の特別損失を計上したこと等により、1億7100万円の債務超過となった。
この状況を解消するため2021年9月期には、より一層の収益構造の改善に努めるとともに、広告事業の事業拡大に注力したことにより、同事業が過去最高の売上高を更新したこと、コスト抑制効果もあり最終利益7400万円を計上するに至った。
また、財務活動において2021年4月に第2回無担保転換社債型新株予約権付社債と第23回新株予約権を発行した。これらの一部が行使したことにより、9億6500万円の資金を調達するとともに、純資産が増加した。
その結果、同社の2021年9月期末時点の純資産の額は6億9100万円の資産超過となり、債務超過を解消した。
同社は、2021年9月期において黒字転換を達成し、2022年9月期以降においても更なる成長をするために、主力事業である広告事業においては積極的な事業推進により事業拡大を図り、安定した収益基盤をつくっていく。
さらに、ブロックチェーンゲーム関連事業、IoT ヘルスケア事業を成長事業とするべく事業基盤の構築に注力し、企業価値及び株主価値の向上に努める、としている。
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624