『ONE PIECEバウンティラッシュ』が3年9カ月で初の首位　タマモクロスのように鋭い末脚を見せた『ウマ娘』が週後半を制圧　App Store売上ランキング振り返り(12/18～24)

12月18日～24日のApp Storeセールスランキングの動きを振り返っていこう。首位争いから見ていくと、この週のトピックスとしては、バンダイナムコエンターテインメントの『ONE PIECE バウンティラッシュ』が初の首位を獲得したことがあげられる。2018年3月29日にリリースされたとのことだが、3年9ヶ月での快挙となる。バンダイナムコネクサスの手塚晃司社長がインタビューでデータ分析を全社的に導入することでアプリを含めて成果が出ているとのコメントがあったが、これもその一つになるのだろうか(関連記事)。

またミクシィ<2121>の『モンスターストライク』がガチャ「モンストクリスマス2021」で12月18日と19日に首位を獲得し、平日に入ると『ONE PIECEバウンティラッシュ』とコナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』がそれぞれ20日、21日に首位となった。そして水曜日になると、『ウマ娘プリティーダービー』が首位を奪還しその後は独走し、各社が力を入れるクリスマスを制圧した。あたかもこのとき育成ウマ娘として追加した「タマモクロス」のような強力な末脚であった。

平日のランキングの状況は以下のとおり。こちらは朝方のものとなるため、上記とは異なる点があることはご留意いただきたい。


 

12月20日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、ミクシィ<2121>の『モンスターストライク』が首位に立った。

『モンスト』は、12月17日12時より、ガチャ「モンストクリスマス2021」を開催しており、期間限定モンスターの「マルタα」「神農α」「ニュートンα」が登場していることが売上に寄与しており、土曜日18日に首位に立つと、そこから首位をキープする形になっている。

出所：AppAnnie

また、ポノスの『にゃんこ大戦争』が金曜日の62位から13位に急浮上してきた。『にゃんこ大戦争』は、12月17日11時より、期間限定レアガチャ「クリスマスギャルズ」を開催しており、さらにそこに出現する限定ガチャキャラクター「ネコナースキャンドル」と「前田サンタ慶次」に第3形態を追加していることなどが今回の順位上昇につながっているもよう。

出所：AppAnnie

ほか、Activisionの『Call of Duty: Mobile』や、アニプレックスの『ディズニー ツイステッドワンダーランド』などがトップ30に復帰した。

12月21日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、バンダイナムコエンターテインメントの『ONE PIECE バウンティラッシュ』が初の首位を獲得した。

『バウンティラッシュ』は、12月20日より、「ワノ国キャンペーン第3弾」を開催しており、その中で「★4 カイドウの息子 ヤマト」が新登場した「【ワノ国】超バウンティフェス」を実施していることなどが首位獲得の原動力となったようだ。

出所：AppAnnie

また、thatgamecompanyの『Sky 星を紡ぐ子どもたち』が前日の103位から7位に急浮上してきた。『Sky』は、12月20日17時より、「聖なる星の日々 2021」を開始しており、冬の思い出を運んでくれるスノードームなどショップに新アイテムが登場していることなどが売上に寄与しているもよう。

出所：AppAnnie

ほか、Supercellの『クラッシュ・ロワイヤル』や、サムザップの『戦国炎舞 -KIZNA-』などがトップ30に復帰した。

12月22日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、コナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』が首位に立った。

続く2位には、スクウェア・エニックスとアカツキ<3932>の『ロマンシング サガ リ・ユニバース』が前日の49位から急浮上してきた。『ロマサガRS』は、12月21日より、「3周年記念はじまりの扉へ 第3弾」を開始しており、その中で「3周年記念はじまりの扉へ Romancing祭 最終皇帝（女）編」と「3周年記念はじまりの扉へ Ultra DXガチャ ヴァッハ神編」という複数のガチャを実施していることが売上に大きく貢献しているようだ。

出所：AppAnnie

また、同じくスクウェア・エニックスとDeNA<2432>の『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』が前日の172位から18位に急上昇してきた。『ダイの大冒険 -魂の絆-』は、12月21日より、「バラン（竜騎将）」を仲間にできるキャラ獲得イベント「ひとりの騎士と勇者」を開始するとともに、奥義「ギガブレイク」つき限定装備「真魔剛竜剣」や奥義「獣王会心撃」つき装備「真空の斧」などが登場した「竜騎将・真魔剛竜剣限定宝探し」を開催していることが今回の順位上昇につながったもよう。

出所：AppAnnie

ほか、Playrix Gamesの『ガーデンスケイプ』と、NetEase Gamesの『IdentityⅤ』がトップ30に復帰した。

12月23日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が首位に立った。

『ウマ娘 プリティーダービー』は、12月22日12時より、新たな育成ウマ娘「★3タマモクロス」が登場した「ピックアップ プリティーダービーガチャ」を開始したことが首位獲得の原動力となっているようだ。

出所：AppAnnie

続く2位には、FGO PROJECTの『Fate/Grand Order』が上昇してきた。『FGO』は、12月22日18時より、期間限定イベント「非霊長生存圏 ツングースカ･サンクチュアリ」を開始するとともに、新登場サーヴァント「★5(SSR)太公望」と「★4(SR)ドブルイニャ･ニキチッチ」をピックアップした「ツングースカ･サンクチュアリピックアップ召喚」を実施していることが今回の順位上昇につながっているもよう。

出所：AppAnnie

また、Yostarの『雀魂（じゃんたま）』が前日の167位から6位へと急浮上してきた。『雀魂』は、12月22日のメンテナンス後より、「特別祈願・桜」にて雀士「西園寺一羽(CV:佐倉綾音)」のピックアップを開催しているが売上に寄与しているものと思われる。

出所：AppAnnie

ほか、スクウェア・エニックスとgumi<3903>の『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』と、バンダイナムコエンターテインメントとWFSの『転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚』がトップ30に復帰した。

12月24日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、上位2タイトルの順位に変動はなく、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が首位をキープした。

上位陣では、3位にスクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』が前日の26位から急上昇してきた。『DQウォーク』は、12月23日より、新スキル「導きの雷陣」を習得できる★5「世界樹の天鞭（てんべん）【聖】」などを含む「世界樹の天鞭【聖】装備」が登場した「世界樹の天鞭【聖】装備ふくびき」を開催していることが売上に大きく寄与しているようだ。

出所：AppAnnie

また、コナミデジタルエンタテインメントの『eFootball ウイニングイレブン 2021』が前日の75位から14位に急浮上し、トップ30に復帰した。『ウイイレ2021』は、「ネイマール」「パトリック クライファート」「リヴァウド」の3人のアイコニックモーメントをピックアップしたエージェントなど複数のエージェントが12月23日より登場していることが今回の順位上昇につながったもよう。

出所：AppAnnie

ほか、アソビズムの『城とドラゴン』や、テンセントゲームズの『白夜極光』などがトップ30に復帰した。