日本アジア投資、第3四半期は増収・経常赤字幅縮小-経営合理化と実現キャピタルゲインを確保で

 日本アジア投資<8518>が2月4日に発表した第3四半期(4-12月期)の連結業績は、営業収益80億0600万円(前年同期比5.3%増)、営業利益8億7500万円(前年同期63億1500万円)、経常利益700万円(同71億4500万円の赤字)、四半期純損益6億4100万円の赤字(同60億2100万円の赤字)だった。  同社では、IPO以外のEXITを中心に実現キャピタルゲイン19億2100万円を確保したことに加え、経営合理化に伴う販売管理費の削減、営業投資有価証券評価損と投資損失引当金の削減(前年同期比88%減)を行ったことが奏功し、営業損益の黒字転換に成功した。ただ、急激な円高に伴う為替差損が発生したことや、政策目的で保有する投資有価証券の評価損を特別損失として計上したことなどにより、経常損益、純損益は赤字となった。  3月通期の業績予想については非開示としている。