【ゲーム株概況(12/30)】新型コロナへの懸念から日経平均は反落 半導体不足への懸念から家庭用ゲーム大手がさえない NFT関連の一角などに物色

大納会となった12月30日の東京株式市場では、日経平均は続落。前日比115.17円安の2万8791.71円でこの日の取引を終えた。前日の米国株式市場ではダウが最高値を更新したものの、国内での新型コロナウイルスの感染拡大が嫌気されたほか、正月休みを控えてポジション調整の売りが出たという。年間を通じて終値ベースではバブル崩壊後の高値を更新した。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ていくと、大手家庭用ゲームがさえない。巣ごもり需要が予想される一方、半導体不足の影響で家庭用ゲーム機の供給不足への懸念が強く、任天堂<7974>をはじめ、コーエーテクモHD<3635>、カプコン<9697>、スクエニHD<9684>、バンナムHD<7832>、コナミHD<9766>などが軒並み値を下げた。

他方で、GFA<8783>やアクセルマーク<3624>、オルトプラス<3672>といったNFT関連の一角が買われたほか、板が薄く活発な売り買いにはならなかったが、月次売上が2ヶ月連続でプラスとなったまんだらけ<2652>もしっかり。エクストリーム<6033>やエヌジェイホールディングス<9421>なども買われた。