11月2日付けの新聞記事

 昨日、DeNAとグリーの決算発表があって注目を集めましたが、市場での評価は対照的です。

 株式新聞の報道によれば、三菱UFJモルガンスタンレー証券は、DeNAのレーティング「イコールウエェート」を継続し、目標株価を2000円から2100円に引き上げる一方、グリーのレーティングについては「オーバーウェート」から「イコールウェート」に引き下げ、目標株価も2000円から1000円にしたようです。

 その結果、DeNA株価が10時24分現在、7%超の上昇となっているのに対し、グリーは15%超の下落となっています。

■DeNAとグリー、課金収入が伸び7-9月期は最高益更新

 11月2日付けの日本経済新聞朝刊は、ディー・エヌ・エー<2432>の7-9月期の連結純利益が前年同期の4.4倍となる76億円、グリー<3632>の純利益が74%増の36億円になり、両社とも四半期ベースでの最高益を更新したと報じています。いずれも積極的なTVCMで会員数を増やし、ゲームの利用社から受け取る課金収入を伸ばしている、とのことです。特に月額利用額が多い30代以上の会員が伸びているそうです。

■家庭用ゲーム機の多機能化を進む

 11月2日付けの日経産業新聞は、「ネット新潮流」で、ゲーム機各社が家庭用ゲーム機の多機能化を急いでいると報じています。報道によれば、任天堂<7974>がWiiを使った通販サービスを開始したほか、SCEが地上デジタル放送録画端末torneの発売し、年末にはPS3本体とのセット商品を発売するとのこと。また、マイクロソフトもXbox360で動画配信サービス「Zuneビデオ」を開始するそうです。日経産業新聞では、ゲーム以外の機能を拡張する背景として、スマートフォンやタブレット端末が人気を集めていることが背景にあると指摘しています。

■カヤック、最新言語が学べるeラーニングの講座を開始

 11月2日付けの日経産業新聞は、カヤックがウェブ技術者を育成するためのeラーニングの講座を開始したと報じています。報道によれば、ソーシャルゲームやスマートフォン用アプリケーション、インターネット広告向け等、最新言語を使える人材の需要が高まっていることに対応したもので、受講者はサイト制作に使う「HTML5」等の最新言語を基礎から学習できるとのこと。講座は、湘北短期大学に提供し、今後、企業や学校への導入を促し、2013年までに80クラスの利用を目標としているそうです。価格は1クラスが1年間利用して300万円。