ゲーム開発会社であるVirtuosは、ウクライナのキエフに拠点を置き、140人の従業員を抱える2Dおよび3Dアート制作スタジオであるVolmi Games(以下 Volmi)の買収を完了したことを発表した。この拡張はVirtuosの成長戦略の重要な柱であり、増加する顧客の需要に応えるために、グローバルな拠点を増やすことになる。買収価額などは非公開。
Volmiは、2016年に最高経営責任者のウラジーミル ロバン氏と最高執行責任者のミロスラヴ バラネンコ氏が共同設立。Volmiの前は、ロバンとバラネンコの両氏はWargaming Kyiv社で指導的な地位に就いていた。
Volmiは、アニメ調およびフォトリアリスティックな2Dおよび3Dコンテンツ、コンセプトやイラスト、カジュアルゲームグラフィックス、アニメーションなどを得意としている。
これまでに『ディアブロ II リザレクテッド』、『メトロ エクソダス』、『スナイパーゴーストウォーリアーコントラクト2』、『Smite』、『Paladins』、『グウェント ウィッチャーカードゲーム』などの有名なゲームに貢献してきた。
この買収に伴い、Volmiは「Volmi - A Virtuos Studio」として再スタートする。ロバン氏とバラネンコ氏は、それぞれゼネラルディレクターとオペレーションディレクターとして、引き続きスタジオの指揮を執る。
Virtuosのキエフへの進出は、ウクライナで増えつつある技術系人材を活用するもので、初の東ヨーロッパへの進出となる。この新設スタジオはVirtuosのグローバルなネットワークを拡大する重要な拠点として機能し、ゲーム開発とアートプロダクションの提供をさらに強化する予定。
会社情報
- 会社名
- Virtuos(ヴァーチャス)
- 上場区分
- kimura