リキッドグループの2021年9月期(第3期)の決算は、営業損失5000万円(前の期は1600万円)、経常損失2億3100万円(同1700万円)、最終損失2億3200万円(同2000万円)だった。2月4日付の「官報」に掲載された「決算公告」で判明した。
・営業損失:5000万円(同1600万円)
・経常損失:2億3100万円(同1700万円)
・最終損失:2億3200万円(同2000万円)
仮想通貨の取引所「Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)」の運営、トレーディングシステムのOEM提供を主な事業としているQUOINEとQUOINE PTEの親会社にあたる。
QUOINEは昨年8月に不正アクセスにより自社資産7億5000万円が流出する被害があり、セキュリティの強化など対策を行なう一方、リキッドグループがFTX Tradingから132億円の資金調達を行った。
これに伴い、リキッドグループは、FTXの傘下に入ることとなり業務提携も実施することになった。QUOINEは今年3月30日よりFTXの日本向けサービスを開始し、長期的に両サービスを統合する考え。
QUOINEの同期の決算は以下のとおり。資産盗難紛失7億5400万円を特別損失に計上したため、最終赤字となっている。
・売上高:10億2700万円(前の期比41.2%減)
・営業利益:3億9500万円(同56.9%減)
・経常利益:4億0200万円(同56.2%減)
・最終損失:4億0800万円(前の期は4億9600万円の利益)