スクエニHD、第3四半期の出版事業は増収増益を確保も足元は2ケタの減収減益に 「地縛少年花子くん」「薬屋のひとりごと」「その着せ替え人形は恋をする」が主な作品に
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、この日(2月4日)、第3四半期累計(21年4月~12月)における出版事業の業績が売上高が前年同期比4.6%増の210億6500万円、営業利益が同0.4%増の8億0600万円だったと発表した。同社では、電子書籍等のデジタル媒体での販売が増加したほか、紙媒体での販売も堅調に推移した、としている。
累計では増収増益を維持したが、四半期別の推移を見ると、21年10~12月は売上高が同10.2%減の69億1700万円、営業利益が同16.4%減の29億3300万円と2ケタの減収減益だった。前年同期比での減収減益は2四半期連続となる。
直近の決算でマンガアプリを主力事業とする一部上場企業が業績面で伸び悩みを見せているが、同社についてはどうなるのか。次の四半期の動きが注目される。
なお、代表的なサービス・作品として、「マンガUP!」のほか、「地縛少年花子くん」「薬屋のひとりごと」「その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする」をあげた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684