GMO、発行済株式の1.06%に相当する118万株を消却 ローンクレジット事業からの撤退時に発行した3835万株の消却を目指す
GMOインターネット<9449>は、2月21日、2021年12月期の最終利益の17%にあたる29億7000万円分の自社株を消却すると発表した。発行済株式の1.06%に相当する118万8645株を3月11日付で実行する。消却後の発行済株式は1億1070万4401株となる。
同社では、2006年から2007年にかけてローンクレジット事業からの撤退に伴い巨額の損失を計上した。最終損失は2006年12月期に120億円、2007年12月期に175億円となり、財務体質を強化するために株式数3835万株を発行した。
増資を行った後、業績を回復させてきた同社だが、今後も継続的に自社株買いと消却を行い、3835万株を目指す、としている。業績を回復させるだけでなく、損失発生時に生じた増資分を市場に返すことで経営責任を果たしたと考えているようだ。
会社情報
- 会社名
- GMOインターネットグループ株式会社
- 設立
- 1991年5月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高2456億9600万円、営業利益437億4600万円、経常利益460億2500万円、最終利益132億900万円(2022年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9449