P2PのLimeWire、NFTマーケットプレイスに参入 音楽にフォーカスし、チェーンにはAlgorandを採用、5月に公開


2000年前半にP2P(ピアツーピア)を利用したファイル共有ソフトを提供していたLimeWireが、NFTマーケットプレイスに参入する。

同マーケットプレイスでは、NFTの技術的なハードルを気にせず、作成、購入、取引が可能になるという。ブロックチェーンはAlgorandを採用した。同チェーンを用いてNFTを鋳造するだけではなく、2022年後半にはトークンを発行する予定だ。トークンはコミュニティへのアクセス、投票券、トークン保有者への報酬といった活用方法を想定している。

同マーケットプレイスの当初の目標としてローンチ後、100万人のユーザーの獲得を目指すとしている。NFTに関しては、まずは音楽にフォーカスし、著名音楽アーティストとのパートナーシップに結びアイテムを公開していく予定とのこと。

音楽ファンやコレクターは、限定版、発売前の楽曲、未発表デモ、グラフィックアートワーク、独占的なライブ、デジタルグッズ、バックステージコンテンツなど、音楽に関連するさまざまな資産を売買できる。

LimeWireのCEOJulian Zehetmayr氏は、「ストリーミングが支配し、所有権が後回しにされている状況で、アーティストにとって柔軟性がありコントールできるよう取り組んでいる。ストリーミング・プラットフォームの代替としてLimeWireを再始動させるのではなく、アーティストが直接販売するための追加チャネルとして再始動する」「また、アーティストが最も忠実なファンのコミュニティとつながり、入れ込むためのユニークな方法を提供する」とコメントしている。