【ゲーム株概況(3/16)】「エルデンリング」世界出荷1200万本突破好感しKADOKAWA大幅高 gumiやグリーはBLC関連で物色 任天堂、アカツキ、KLabも高い

3月16日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅続伸。前日比415.53円高の2万5762.01円でこの日の取引を終えた。ウクライナ情勢に不透明感が残っているものの、米国株の上昇や原油価格の急落、まん延防止等重点措置の解除の観測などを支援材料に幅広い銘柄が物色された。

こうしたなか、ゲーム関連株も総じて買われた。KADOKAWA<9468>が大幅高。同社子会社のフロム・ソフトウェアがバンダイナムコエンターテインメントと共同開発した「ELDEN RING」が世界累計出荷本数1200万本を突破、国内累計出荷本数は100万本を突破したと発表したことが材料視された。

ブロックチェーンやメタバース関連の物色で、gumi<3903>が3日続伸。同社は、大手ゲーム会社と数億円規模のブロックチェーンゲームを開発中であると発表した。関連でグリー<3632>や、エイチーム<3662>、エイベックス<7860>なども物色対象となった。

KLab<3656>も続伸。東海東京調査センターがレーティングを「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げたことが材料視された。目標株価については6014円から535円に引き下げたが、この日の終値は403円と目標株価を大きく下回っている。

アルファポリス<9467>が反発。岩井コスモ証券は、同社株のレーティング「A」(強気)、目標株価3800円でカバーを開始したことが材料視された。

アカツキ<3932>も反発。東海東京証券が同社株のレーティングについて「アウトパフォーム」継続、目標株価を5850円から6500円に引き上げたことが好感された。

このほか、任天堂<7974>も反発。みずほ証券がレーティング「買い」の継続、目標株価を8万円から8万2000円に引き上げたことが材料された。


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