セガ エックスディーは、自社の事業ドメインの名称を『エンタテインメントソリューション事業』から『ゲーミフィケーション事業』へアップデートしたことを発表した。
<以下、プレスリリースより>
事業ドメインの名称アップデートに至った経緯
今回の事業ドメイン名称アップデートの意思決定には 3 つの理由があります。
1. 当社の競争優位性:
当社の手掛ける CX(Customer Experience)デザイン領域において、 全事業のコアコンピタンスやコアメソッドが『ゲーミフィケーション』に主に立脚したものであり、 その競争優位性を実感する場面が増えてきておりました。
2. 事業内容の変化:
当社の事業内容は、 元々「ソリューション」を中心に事業展開を行っていましたが、 現在は受発注以外の成果制取引や、 業務提携での商品開発、 協業スキームで直接消費者の課題を解決するサービスを展開しており、 事業が大きく拡大してきています。しかし、 当社の事業ドメインである「エンタテインメントソリューション」には「ソリューション」という言葉が含まれており、 事業内容を正確に表現できていない懸念点がございました。
3. 『ゲーミフィケーション』の再注目:
現在ゲーミフィケーションの進化・深化により適用範囲や解決できる課題の幅が広がっています。 ゲーミフィケーションは 2008 年に誕生後、 2010 年代前半に日本にも持ち込まれ、 昨今、 テクノロジーの発展と社会トレンドの中で、 その価値が再認識されています。
そして、 ゲーミフィケーションとの関係も深い、 行動経済学への注目や、 ヘルスケアや教育と言った社会課題への適用も顕著になっており、 更にネットワークやデバイスの向上に伴いゲーミフィケーションの表現性や実装性能が格段に上がっていることで、 ゲーミフィケーションが指す、 あるいは適用できる範囲が拡大していて、 当社の目指すエンタテインメントを活かした事業課題・社会課題を解決する手段として最適であると判断しまし
た。
以上の 3 点を総合して、 当社の事業ドメインを表す名称として『ゲーミフィケーション事業』と表現するようにアップデートすることを決定しました。
ドメイン変更に伴う今後の活動方針
今回の事業ドメイン名称変更は上述の通り、 これまでの強みや実体験・経験を編纂して行った意思決定のため、 現状展開中の 4 つの個別事業※は一切変更ございません。
1.DX ソリューション事業:
企業や社会の様々な課題に対して各種企画・コンサル・制作・運営などの一部または一気通貫でソリューションを提供する事業
2.マーケティングソリューション事業:
アドネットワークの NoahAD(ノアアド)やセガおよび出版社のデータや知見を活かしたマーケティングソリューション事業
3.SaaS 事業:
企業の CRM やマーケティング活動向けに、 あらかじめ用意された複数のゲームアセットを SaaS 型で提供する『 GameBox(ゲームボックス)』などのゲーミフィケーションを活用した SaaS 型サービスを提供する事業
4.教育事業:
当社のエンタテインメントおよびゲーミフィケーション/ゲーミファイをコアナレッジにした、 企業向け CX 人材教育プログラム事業
また、 以前に発表したミッション・ビジョン・バリュー・ステートメントの変更もございません。
会社情報
- 会社名
- セガ エックスディー(セガXD)
- 設立
- 2016年8月
- 代表者
- 谷 英高
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 未上場