大日本印刷、「バーチャル秋葉原」をオープン 買い物ができる店舗やギャラリースペース、広告用サイネージも





大日本印刷(DNP)<7912 >は、「バーチャル秋葉原」を2022年4月1日にオープンした。AKIBA観光協議会とともに、リアルとバーチャルの融合による地域共創型XRまちづくりとして推進する。

生活者はPC用のアプリやVRゴーグル、Webブラウザを通じて、世界中のどこからでもいつでも秋葉原の魅力を楽しめる。バーチャル空間に、買い物ができる店舗やギャラリースペース、広告用サイネージを設け、コンテンツホルダーをはじめとする多様な企業が、リアルのみ、オンラインのみに続く“第三のチャネル”として情報発信や販促活動などに活用することが可能。

【「バーチャル秋葉原」のポイント】
1.リアルな街並みとバーチャルショップ
秋葉原の景観の特徴である商標の看板等も、地域の事業者の協力によって再現する。一部のバーチャルショップでは商品等の陳列ができるスペースを設け、ECサイトに誘導して購買につなげることも可能で。 「ケイゴイノウエ」コラボエリア






2.アバターが集える大型モニターやギャラリーを配置
空間内には、利用者の分身であるアバターが集まり同時に映像を視聴するウォッチパーティーのモニターや、商品・作品が展示できるショップやギャラリー、広告サイネージなどを配置する。企業はコンテンツを提供し、実装するだけでバーチャル秋葉原に参画できる。



3.アニメ・マンガの知的財産(IP)の二次創作を可能とするビジネススキームを構築
アニメやマンガのIPの取り扱いのほか、コンテンツホルダーとの新たな取り組みとして、クリエイターによる同IPの二次創作を可能とするビジネススキームを構築し、空間内で展示販売します。コンテンツはNFT(非代替性トークン)で管理し、健全な創作ビジネスの循環を実現する。

 4.グローバルファンへの認知集客
北米を中心としたアニメファンが交流するMyAnimeList(マイアニメリスト)*3と連携し、海外アニメファンの集客を行い、世界中のアニメファンの交流の場を作る。また海外のクリエイターとファンが集うMediBang(メディバン)*4と連携し、クリエイターによる二次創作作品の展示販売を行うなど、海外ユーザーに向けた認知拡大を行う。
 
【公開予定コンテンツ】
さまざまなIPとコラボレーションしたイベントやIPの二次創作プロジェクトを順次展開していく予定。

○電音部×バーチャル秋葉原 supported by ASOBISTORE(4月6日迄公開予定) ※Webブラウザ版のみの公開
バンダイナムコエンターテインメント公式エンタメコマースサイト「アソビストア」がバーチャル秋葉原に出店し、ダンスミュージックをテーマにした音楽原作キャラクタープロジェクト「電音部」の商品をバーチャル空間内のショップで販売する。また空間内のビジュアルジャック、コンテンツ視聴できるウォッチパーティーを予定している。

○「昭和百年展」(4月10日より公開予定)
東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYAと名古屋PARCOで実施した新進気鋭のクリエイター21人によるアート展の作品を「バーチャル秋葉原」にて展示する。作品をモチーフにしたグッズ販売なども予定している。

○細田守監督最新作・映画「竜とそばかすの姫」BD・DVD販売記念企画(4月中旬以降公開予定)
BD・DVD販売に合わせて、作品の魅力を訴求する場面写真の展示やプロモーション動画の配信を予定。 リアルな家電量販店と連動した販売企画も予定している。

○「神田明神」歴史紹介(4月中旬以降公開予定)
神田明神の境内を散策できるVR空間を一般公開する。神田明神や東京の歴史文化を知る史料展示などを予定している。 期間中「電音部」が過去に配信した番組のウォッチパーティーを連日開催予定

バーチャル秋葉原と新鋭クリエイターとのコラボレーション展示とグッズ販売を予定

■「バーチャル秋葉原」の動作環境 : PC用のアプリまたはWebブラウザで利用できる。
○アプリ版 : DMMの「Connect Chat」で利用できます。Windows PCおよび一部VRゴーグルに対応。
○Webブラウザ版 : PCまたはスマートフォンのブラウザで利用できる。

アプリ版・Webブラウザ版の楽しみ方については、バーチャル秋葉原公式サイトで案内する。