Genies、188億円の資金調達、評価額は10億ドル(1256億円)に到達 CEO Akash氏「アバターによるエコシステムがWeb3.0を形成する」



アメリカ・ロサンゼルスを拠点とするアバターテクノロジー企業のGeniesは、4月11日、テクノロジーをメインに投資を行うSilver lakeを主導するシリーズCで1億5000万ドル(188億円)の資金調達を行ったと発表した。今回の資金調達により、その評価額は10億ドル(1256億円)に達し、資金調達ラウンドは終了するという。


▲Akash Nigam氏

GeniesのCEO Akash Nigam(アカシュ・ニガム)氏は「モバイルアプリがWeb2.0を定義したように、アバターによるエコシステムがWeb3.0を形成すると信じています」「インターネットが進化するたびに、広大な新領域が生まれます。Web3では、Z世代のアバターエコシステム構築者がイノベーションの担い手になります。私たちはクリエイターツールを通じて、彼らの自由な想像力、アイデア、経験をアバター作品として提供できるように努めています」とコメントしている。

同社が展開するテクノロジーは、デジタル・ウェアラブル・グッズ、Dapper Labsと共同構築中のマーケットプレイス、API統合、消費者向けアプリ等がある。

過去に同社に出資している企業の中には、バンダイナムコエンターテインメント、ミクシィエンターテインメントファンド1号投資事業有限責任組合、LDH Japanが含まれており、日本法人も設立している。

既に同社ジャスティン・ビーバーやリアンナ、国内で安室奈美恵さんやMIYAVIさんとの提携やバンダイナムコエンターテインメントとともにパックマンのアバター・ウェアラブルNFTの公開も行っている。

2021年には、ユーザーが自分自身のジーニーズ・アバターを作成し、アプリ内のマーケットプレイスで数量限定のデジタル・グッズを購入できるようにするなど、アバターツールの提供も行っている。