エディア、22年2月期決算は売上高1.0%増、1.2億円の営業黒字に転換 コミック・電子書籍などIPストック型売上高が伸長 今期も2ケタ増収増益見込む
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エディア<3935>は、4月14日、2022年2月期の連結決算を発表、ゲーム売上高は減少したものの、コミック・電子書籍などIPストック型売上高が伸びたことや高利益率のグッズサービスとライセンスアウト拡大により前期と同水準の売上高を確保し、各利益項目とも黒字転換を達成した。
売上高24億9400万円(前々期比1.0%増)
営業利益1億2300万円(前々期2300万円の赤字)
経常利益1億1300万円(同3400万円の赤字)
最終利益1億800万円(同8000万円の赤字)①IP事業
ゲームサービスにおいて、様々なイベントを通じて長期運営タイトルの安定推移を目指したものの、前々期比では売上が減少した。一方で、オリジナルドラマCD「DIG-ROCK(ディグロック)」シリーズが引き続き人気を博し、CD販売に加えてグッズ販売も好調を維持している。また、保有するレトロゲームタイトル「ヴァリス」を活用したクラウドファンディングを開始し、多くの支援を受け、NintendoSwitch用ソフトとして提供を開始した。「ヴァリス」以外のレトロゲームタイトルも欧米市場に向けてライセンスアウトするなど、海外からも注目を集めた。
さらに、グッズにおいては、オンラインくじサービスの「くじコレ」、新たに開始した女性顧客向けオンラインくじサービス「まるくじ」も人気IPとのコラボレーションを行うなど積極的に展開し、グループの収益に貢献した。
②出版事業
人気ライトノベルシリーズ・コミックシリーズの人気作の続巻、新シリーズ発売により堅調に推移した。また、作品数の増加に伴い電子書籍売上が増加し、海外へのライセンスアウ
トによる収益も計上するなど売上を伸ばした。③BtoB事業
他社のゲームサービスのローカライズおよび運営受託、音楽制作受託、法人向け各種コンテンツ制作受託などが堅調に推移した。■2023年2月期は2ケタ増収増益を見込む
続く2023年2月期は、IPサービスの世界進出、伸び率の高い出版・グッズ販売への注力、保有IPのクロスメディア展開の強化など、注力事業の深耕・拡大を目指すとしている。なお、連結業績予想は以下のとおり。売上高28億円(前期比12.3%増)
営業利益1億5000万円(同21.7%増)
経常利益1億4000万円(同23.0%増)
最終利益1億3000万円(同20.3%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社エディア
- 設立
- 1999年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 賀島 義成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高32億7700万円、営業利益1億6100万円、経常利益1億5800万円、最終利益1億5000万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3935