東宝<9602>子会社のTOHOシネマズの2022年2月通期の決算は、営業収入576億6600万円(前の期比24.9%増)、経常利益24億0200万円(同3億6400万円の損失)、最終利益28億7800万円(同9億0800万円の損失)と増収・黒字転換を達成した。
【業績】
・営業収入:576億6600万円(同24.9%増)
・経常利益:24億0200万円(同3億6400万円の損失)
・最終利益:28億7800万円(同9億0800万円の損失)
緊急事態宣言により東京・大阪などでの休館・営業時間短縮や座席販売の制限を実施し、緊急事態宣言解除後も公開予定作品の延期やリバウンド防止措置対応など引き続き厳しい状況にあったが、配給作品がヒットしたことや、前の期に比べ劇場の休館等の制約期間が短くなったこともあり、増収となった。映画館入場者数は3000万人と18.5%の増加となった。
【主なヒット作品】
「劇場版 呪術廻戦 0」
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
「名探偵コナン 緋色の弾丸」
「竜とそばかすの姫」
「マスカレード・ナイト」
「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」
なお、前期中の劇場の異動は、TOHOシネマズが11月17日に大阪府松原市「TOHOシネマズセブンパーク天美」(10スクリーン)をオープンした。これにより当企業集団の経営するスクリーン数は全国で10スクリーン増の712スクリーンとなっている。
会社情報
- 会社名
- 東宝株式会社
- 設立
- 1932年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 社長執行役員 島谷 能成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 営業収入2833億4700万円、営業利益592億5100万円、経常利益630億2400万円、最終利益452億8300万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9602