円谷プロ、22年3月期はウルトラマン好調で営業益238%増の12億7200万円と大幅増 シン・ウルトラマンやULTRAMANで今期もさらなる活躍へ
フィールズ<2767>は、この日(5月10日)、子会社である円谷プロダクションの2022年3月期の業績について、営業利益12億7200万円(前の期比238.7%増)、経常利益12億5500万円(同232.9%増)、最終利益9億2300万円(同474.5%増)と大幅増益だったことを明らかにした。
・営業利益:12億7200万円(同238.7%増)
・経常利益:12億5500万円(同232.9%増)
・最終利益:9億2300万円(同474.5%増)
グローバルでのウルトラマンブランドの価値の高まりを受け、国内と海外でのマーチャンダイジング(MD)が好調に推移した。特に中国はじめアジア地域におけるMDの伸長が著しく、大きく収益に貢献した。
国内MD・ライセンス収入が94.2%増の13億8600万円、海外MD・ライセンス収入が同117.5%増の20億8700万円、そのうち中国が195.3%増の15億4700万円と大きく伸びた。また映像事業収入も41.4%増の14億2900万円と全部門が大きく伸びたことがわかる。
2023年3月期はさらなる拡大を図る。4月からグローバル配信を開始したNetflix『ULTRAMAN』シーズン2が好評を博し、さらに5月13日に映画『シン・ウルトラマン』の公開が予定されている。玩具などの宣伝と位置づけていた映像事業が本格的に収益貢献する。
ウルトラマンの価値向上に伴い、国内と海外でのマーチャンダイジング(MD)が伸長、とくに中国での顕著な伸びが見込まれる。加えて、2018年の米国訴訟勝訴判決(20年勝訴確定)を契機として、新たに北米のMDライセンス市場の開拓に注力していく考え。
Netflixで配信されたF1のドキュメンタリー番組をきっかけにして、米国でのF1人気が爆発的に伸びたともいわれているが、『ULTRAMAN』シーズン2をきっかけにして北米を中心にグローバルでの拡大が期待されるところだ。
会社情報
- 会社名
- 円谷フィールズホールディングス株式会社
- 設立
- 1988年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 グループ最高経営責任者 山本 英俊
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1419億2300万円、営業利益118億2700万円、経常利益129億4700万円、最終利益115億5100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2767
会社情報
- 会社名
- 円谷プロダクション