a16z、770億円規模の「GAMES FUND ONE」を設立 「ゲームは次の100年の社会生活、遊び、労働を決定する上で極めて重要な役割」



Andreessen Horowitz(a16z)は、5月19日、6億ドル(771億円)規模のファンド「GAMES FUND ONE」の設立を発表した。

同ファンドは「ゲームは次の100年の社会生活、遊び、労働を決定する上で極めて重要な役割を果たす」という信念のもと設立。長期的には、ゲームのインフラと技術は、現在の3000億ドルのゲーム産業そのものを凌駕するメタバースの重要な構成要素になると考えているようだ

次世代のゲームクリエイターを支援し、ゲーム業界の未来を作るためとしている。投資先のテーマとして「Game Studios」「Games x Consumer」「Infrastructure」を挙げている。

「Game Studios」においては、同社では今日の優れたゲームは継続的に更新のあるオンラインサービスとし、同分野への投資になると見らられる。

「Games x Consumer」については、ゲーム人口の急増に伴いゲームをサポートするコンシューマ向けアプリのエコシステムへの構築している現状を説明。TwitchやDiscordのようなサービスを引き合いにしたコミュニティ面に注目しているようだ。

最後に「Infrastructure」だ。ゲームが仮想世界やオンラインサービスに進化するにつれ、優れたゲームを構築するために必要なツールやサービスの需要が急増している。

このインフラはゲームにとってそれ自体が重要であるだけでなく、来るべきメタバースはゲーム会社によって、ゲームテクノロジーを使って構築されるとa16zは考えているという。

「GAMES FUND ONE」では、デジタルコミュニティの構築、バーチャルエコノミーの管理、IPライセンスのベストプラクティス、開発チームの構築など、あらゆる面で投資先企業を支援できるよう、ゲームのエコシステムに合わせた機能追加や、ネットワークの充実を進めていくとしている。