シリコンスタジオ<3907>は、この日(5月31日)、アルゴグラフィックス<7595>と資本業務提携を行うことを明らかにした。シリコンスタジオは、アルゴグラフィックスに対して自己株式9万0040株(同社の発行済株式の3.03%)を8200万円で割り当てる。シリコンスタジオは、自己株で処分で調達した手取り概算資金8100万円の使途について、開発推進・支援事業における開発体制の強化に全額充当する、としている。業務提携を進めるためには優秀なエンジニアの確保が必要不可欠とし、エンジニア採用に関する採用手数料に使っていくという。
業務提携については、自動運転や製品検査など機械学習による画像認識用の教師データをはじめ、建築におけるxRやゲームエンジンを使ったデジタルツインなど産業分野をターゲットとした提携に加え、今後大きなビジネスチャンスになると予想される産業分野でのリアルタイム3Dコラボプラットフォームの事業展開についても協業に向けた協議を進めていく考えだ。
【業務提携の内容】
①ゲームエンジン分野での業務提携について今後協議を進めること
②リアルタイム3D コラボレーションプラットフォームの検証と展開について今後協議を進めること
なお、シリコンスタジオの業績に与える影響は軽微となる見通し。しかし、中長期的な企業価値向上に資するものになると考えているとのこと。
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3907