任天堂のスマホゲーで最も稼いだのは『ファイアーエムブレム ヒーローズ』 総売上は10億ドル(1350億円)超【Sensor Tower調査】
米国の調査会社Sensor Towerは、同社のレポート「Fire Emblem Heroes Hits $1 Billion in Global Player Spending」において『ファイアーエムブレム ヒーローズ』が任天堂関連のタイトルの中でトップの売り上げを上げていると発表した。
同タイトルは2017年2月2日のリリース後から、これまでの10億ドル(1350億円)超の売り上げを上げたという。
任天堂関連のタイトルでは2位が『マリオカート ツアー』の2億8200万ドル()、3位に『どうぶつの森 ポケットキャンプ』の2億8160万ドル()となっている。
2022年の1Qの売り上げに関しても『ファイアーエムブレム ヒーローズ』が引き続き首位となっている。その売上額は2900万ドル(39億円)ほど。お同タイトルが一番売り上げを上げているのは日本で、総売上の54%相当である5億4060万ドル(730億円)を生んでいるようだ。
『ファイアーエムブレム ヒーローズ』については熱量の高いファンも多いようで、先日の株主総会の質疑応答においては、同タイトルに『ファイアーエムブレム 風花雪月』のキャラクターが登場したことを引き合いにし、ゲーム専用機とモバイルアプリの両方で展開されている IP についてはモバイルアプリにしっかり取り込み、最大限活かすようなシナリオ品質を期待しているといった意見が上がっている。
余談だが、上記の意見を伝えた上で、モバイルビジネスにおける任天堂 IP の展開について、全体の戦略という観点から教えてほしいという質問を行っている。
『スーパーマリオ ラン』、『ファイアーエムブレム ヒーローズ』、『どうぶつの 森 ポケットキャンプ』、『ドラガリアロスト』、『マリオカート ツアー』の 5 つのアプリを運営し ています。モバイルビジネスでは、それぞれのゲームの特徴を活かしたサービスを展開し、 Nintendo Switch が十分普及していない地域のお客様にも、任天堂の新しい遊びの体験をお届けす ることを目指しています。また、2021 年 10 月には、Niantic 様と共同で開発を行っているモバイ ルアプリ『ピクミン ブルーム』が Niantic 様からリリースされました。『ピクミン ブルーム』は、 「歩くこと、出かけること」が楽しくなるアプリであり、年齢やゲーム経験の有無を問わずお楽しみいただけるものと考えています。」(原文ママ)と任天堂は返答している。
なお『ポケモンマスターズ EX』は今回のランキングで対象には含まれていないと見られる。
さらなる詳細は以下のリンクから確認できる。
Fire Emblem Heroes Hits $1 Billion in Global Player Spending
https://sensortower.com/blog/fire-emblem-heroes-one-billion-revenue
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974