【ハイカジ道】グローバルギア『まほろば喫茶』…古き良き純喫茶で繰り広げられる心温まるノスタルジックなストーリーが魅力、広告もプレイ進行の妨げにはならない

スマートフォン端末の機能を活かした直感的な操作方法、説明を必要としない明快さ、老若男女だれもが楽しめる万国共通のルールなど、ゲームの間口を広げるジャンルとして、スマホアプリ市場において注目されているハイパーカジュアルゲーム。

gamebizでは、各社のハイカジゲームにスポットを当てたレビューやインタビューを掲載するコーナー「ハイパーカジュアルゲーム道(ハイカジ道)」を展開している。

今回は、KLab<3656>子会社、グローバルギアの『まほろば喫茶』のレビュー記事をお届けする。

こういう喫茶店でいい…いや、こういう『まほろば喫茶』がいい!

いやぁ、今年は暑い日が続いて溶けそうだ。そんな日は、冷たいアイスコーヒーなどを飲んで火照った体をクールダウンさせたいもの。

しかし、筆者は40を過ぎたおっさん。街中でアイスコーヒーを飲みたくても、最近のカフェはオシャンティーな人達がオシャンティーなドリンクをオシャンティーなオーラを醸し出しながら飲む所ばかり(という勝手なイメージ)。

なんかこう…昔ながらの喫茶店がいいんですよ、私は! 扉を開けると「カランコロン」と音がして、初老の渋いマスターが黙々とコーヒーを淹れる。店内のお客さんは読書したり新聞読んだり、煙草を吸ったり。そういった喫茶店を最近あまり見かけなくなった。

時代の流れを感じつつ、気になるハイパーカジュアルゲームを探していると…あったよ、ザ・喫茶店!

というわけで、今回レビューするのは、グローバルギアの『まほろば喫茶』だ。本作は、1980年代を舞台にのどかな田舎町で純喫茶を始めた「マスター」と町の人々とのストーリーが楽しめる、どこか懐かしいカンタン育成ゲームとなっている。

遊びかただが、来店するお客さんが注文した料理を、スワイプで配ぜんしていくというもので、誰でも楽しめる簡単操作となっている。

また、画面内のマスターをタップし続けると調理作成スピードがアップ、来店するお客さんをタップすると移動速度がアップする。これらテクニックも駆使して、多くのお客さんを効率よくさばいていくと、出来るマスター感を味わえて気持ちいい。

一定数のお客さんをさばくと「キーパーソン」となるお客さんが来店し、それぞれのストーリーが展開される。ストーリーが進むと、様々な料理や設備などが解放されていく。自分の喫茶店が年々充実していく育成要素も楽しみの1つと言える。

そう言えば、このゲームに出てくるメニューが、喫茶店ど真ん中なものばかり。見ているだけで自分も喫茶店に行って飲んだり食べたりしたくなったよ。メニューをコンプリートする楽しみもあってグッド!

キーパーソンとなるお客さんとのストーリーも、心温まったり癒されたりと様々。一人のお客さんのストーリーは3つのエピソード+サブストーリーがあり、サブストーリーは動画広告を視聴することで読むことが可能だ。

本作をプレイしてみて、ストーリーもさることながら、アコースティックギターの心地よいサウンド、喫茶店の外の道路を車が通過する音や古時計のカチカチした音も味わい深いと感じた。そして、店のラジオから80年代当時を思い出させる様々な情報がテキストベースで流れてくる芸の細かさにも脱帽した。

令和のこの時代、純喫茶は少なくなったけど、『まほろば喫茶』をプレイすることで、古き良き喫茶店の魅力を改めて実感することができた。

~『まほろば喫茶』の魅力~

・昭和のレトロな雰囲気が漂う
・ノスタルジックなストーリー
・喫茶店のメニューが美味しそう

~ゲーム内の広告表示(確認できた限りのもの)~

①プレイ時、画面下段にバナー広告

②サブストーリーを見る際に広告動画

③しばらく操作しないと表示される休憩画面でバナー広告

キーパーソンとなるお客さんのメインストーリー後に楽しめるサブストーリーを見るために、動画広告を視聴する必要があるが、それ以外プレイ進行の邪魔になるような広告はなく、『まほろば喫茶』の物語と世界観に浸れるだろう。


  • ▲タイトル画面には、同社のアプリ最新情報の広告も。

© GLOBAL GEAR

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KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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