【決算レポート】エディア、第1四半期は営業益80%増の4600万円 6四半期連続黒字 有力IPのオンラインくじ好調、『夢幻戦士ヴァリス』や電子書籍も貢献
エディア<3935>の第1四半期(22年3月~22年5月)の連結決算は、売上高6億3300万円(前年同期比3.6%増)、営業利益4600万円(同79.8%増)、経常利益4400万円(同89.2%増)、最終利益4400万円(同89.8%増)と大幅な増益を達成した。また6四半期連続の営業黒字計上となった。
IP事業におけるライセンスアウトやグッズ販売など利益率の高い売上が大きく伸長したことに加えて、子会社の移転によるグループフロア統合に伴い本社固定費用を大幅削減したため、としている。
・売上高:6億3300万円(同3.6%増)
・営業利益:4600万円(同79.8%増)
・経常利益:4400万円(同89.2%増)
・最終利益:4400万円(同89.8%増)
事業別に見ると、以下のとおり。
■IP事業
売上高は同18.9%増の2億7100万円と2桁の増収となった。運営ゲームの売上が減少したものの、レトロゲーム復刻版や、欧米に向けたライセンスアウト収入がカバーしたことに加えて、オンラインくじ『くじコレ』と『まるくじ』は「東京リベンジャーズ」など有力IPとのコラボで躍進した、としている。
レトロゲームの復刻では、『夢幻戦士ヴァリスCOLLECTION』をSwitch向けに発売した。パッケージ版の追加生産のほか、北米パッケージ版も4月に発売するなど販売が好調だったようだ。9月には『夢幻戦士ヴァリスCOLLECTION2』を発売する。
また、ドラマCD・音楽CDは「DIGROCK」タイトル中心に好調に推移しているという。国内外音楽配信収入も増加傾向にあるとした。
■出版事業
売上高は、同9.9%減の1億5400万円だった。ラノベ・コミック・電子書籍ともに新刊数目標値未達による一時的な落ち込みも、人気作本の続刊刊行により既刊本売上は目標どおり進捗しているという。次の四半期以降は再び増加に転じるとした。
■BtoB事業
売上高は同2.4%減の2億0700万円だった。法人向けコンテンツ受託制作、他社のゲームサービスのローカライズ及び運営受託など堅調に推移した。アプリ開発大型案件も続いているという。
■2023年2月通期の業績見通し
2023年2月通期の業績は、売上高28億円(前期比12.3%増)、営業利益1億5000万円(同21.7%増)、経常利益2億5000万円(同23.0%増)、最終利益1億3000万円(同20.3%増)、EPS21.21円を見込む。
・売上高:28億円(同12.3%増)
・営業利益:1億5000万円(同21.7%増)
・経常利益:2億5000万円(同23.0%増)
・最終利益:1億3000万円(同20.3%増)
・EPS:21.21円
計画に対する進捗率は、売上高22.6%、営業利益30.7%、経常利益17.6%、最終利益33.8%となっている。
・売上高:22.6%
・営業利益:30.7%
・経常利益:17.6%
・最終利益:33.8%
会社情報
- 会社名
- 株式会社エディア
- 設立
- 1999年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 賀島 義成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高32億7700万円、営業利益1億6100万円、経常利益1億5800万円、最終利益1億5000万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3935