gumi、23年4月期を最終年度とした中期計画の進捗と今後の方針を発表 モバイルオンラインゲーム事業で30億円規模、メタバース事業で20億円規模の利益創出を目指す
gumi<3903>は、7月27日、「中期経営戦略の進捗及び今後の事業方針」を発表した。
2022年4月期は、複数の新規タイトルの貢献も含め「30~50億円以上の営業利益水準」の達成を目指すとしていた。しかし、モバイルオンラインゲーム事業で2本のヒットタイトルを創出するも、既存タイトルの想定以上の売上減衰などにより営業利益目標は大幅未達となった。今後は2023年4月期以降の収益改善に向けてコスト適正化などの様々な取り組みを実施するという。
一方、メタバース事業は、ノード運営を通じ数億円規模の収益創出に成功した。新ファンドの組成や新たなノード運営の獲得なども推進し、将来の収益基盤構築に向けた積極的な事業展開を実施した。
こうした状況を受けて、2023年4月期は、モバイルオンラインゲーム事業では既存タイトルは全タイトル黒字運営しつつ、自社保有のゲームエンジンの横展開や、安定収益となる開発受託を推進する。これにより、既存タイトルにて10億円程度の安定利益を創出しつつ、新作の収益貢献にて30億円規模まで利益拡大を目指すとしている。
また、メタバース事業は、特にブロックチェーン領域への取り組みを強化し、ファンドからの投資回収やノード運営を主に20億円規模の利益創出を目指すという。さらにコンテンツ開発にも注力し、2024年4月期以降の収益拡大に向けた基盤を構築していく。
なお、2024年4月期以降にモバイルオンラインゲーム事業では、新規タイトルの収益寄与により30~50億円規模まで営業利益の拡大を目指し、メタバース事業では、ブロックチェーンゲームの収益寄与により50億円規模まで利益水準の拡大を目指すとしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903