ファンコミ、第2四半期(1~6月)決算は営業益1.0%減に 新型コロナによる一部広告主の予算削減や消費者の消費に至る導線の変化などの影響で
ファンコミュニケーションズ<2461>は、8月8日、2022年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による一部広告主の予算削減や消費者の消費に至る導線の変化などの影響により減収減益となった。
売上高38億3400万円(前年同期140億5900万円)
営業利益12億6000万円(前年同期比1.0%減)
経常利益12億9900万円(同9.7%減)
最終利益8億7100万円(同22.1%減)
※「収益認識に関する会計基準」を適用したため、売上高は前年同期との比較はなし。
各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①CPAソリューション事業 売上高30億1800万円(前年同期111億2400万円)、セグメント利益18億2500万円(前年同期比0.3%減)
「A8.net」は改正個人情報保護法への対応で新規顧客の受注および一部広告主の稼働遅延などもあり、前連結会計年度末と比較すると稼働広告主数は減少した。しかし、前年同期比では稼働広告主数の増加を背景に堅調に推移した。また、「seedApp」は広告カテゴリの分散化を進め、稼働広告主数も増加し堅調に推移した。
②ADコミュニケーション事業 売上高5億9000万円(前年同期26億7000万円)、セグメント損益9600万円の赤字(同4400万円の赤字)
新規事業の企画・開発を推進し固定費の削減に努めたものの、大手プラットフォーマーへの広告予算の寡占化を背景として、「nend」の稼働広告主数が減少したことにより減収となった。
③その他 売上高2億2500万円(前年同期2億6400万円)、セグメント損益3700万円の赤字(同4100万円の赤字)
ブログメディア事業においてPV減少に伴い広告収入が減少したことなどにより減収となった。一方、コスト面においては前期ソフトウエアの減損処理を実施したことからソフトウエアの減価償却費が縮小した。
■通期予想は変更なし
2022年12月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。
売上高76億8000万円
営業利益24億1000万円(前期比3.9%増)
経常利益24億3000万円(同3.4%減)
最終利益16億7000万円(同2.0%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ファンコミュニケーションズ
- 設立
- 1999年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 二宮 幸司
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2461