-
アルファポリス<9467>は、8月10日、2023年3月期の第1四半期(4~6月)の決算(非連結)を発表、刊行点数の大幅な増加に加えて、電子書籍売上が好調に推移したことにより、第1四半期の売上高・利益では過去最高を更新した。
売上高19億900万円(前年同期比12.1%増)
営業利益4億3100万円(同7.9%増)
経常利益4億3300万円(同7.9%増)
最終利益2億6800万円(同7.9%増)書籍のジャンル別の概況は以下のとおり。
①ライトノベル
第1四半期累計期間の刊行点数は59点(前年同期比13点増)となった。各書籍の売れ行きについては、「いずれ最強の錬金術師」「素材採取家の異世界旅行記」などのロングヒットシリーズの続刊が堅調に推移した。また、同社最大のWebコンテンツ大賞である「ファンタジー小説大賞」の応募作から「種族【半神】な俺は異世界でも普通に暮らしたい」を刊行し、好調なスタートを切った。電子書籍は、親和性の高い女性向け小説を中心に引き続き好調な販売を維持し、本ジャンルの売上をけん引した。結果、第1四半期累計期間の売上高は前年同期を上回る金額で着地した。
②漫画
第1四半期累計期間の刊行点数は32点(前年同期比7点増)となった。各書籍の売れ行きについては、シリーズ累計640万部を突破した「ゲート」やシリーズ累計200万部超の「THE NEW GATE」などの大型人気シリーズの続刊が好調に推移した。また、本ジャンルと親和性が非常に高い電子書籍販売についても、人気シリーズの好調に加え、1話単位の販売などの販売体制の強化や各電子ストアにおける効果的な施策の推進などにより、売上は増加した。結果、第1四半期累計期間の売上高は前年同期を上回る金額で着地した。
③文庫
第1四半期累計期間の刊行点数は35点(前年同期比1点減)となった。キャラ文芸作品として、「第4回キャラ文芸大賞」にて優秀賞を受賞した「あやかし祓い屋の旦那様に嫁入りします」や同大賞にてあやかし賞を受賞した「あやかし狐の身代わり花嫁」を刊行するなど、取り扱いジャンルの拡大、強化に引き続き注力した。結果、第1四半期累計期間の売上高は前年同期を上回る金額で着地した。④その他
第1四半期累計期間の刊行点数は1点(前年同期比3点減)となった。当ジャンルにおいては、ビジネス書「チームづくりの教科書」を刊行するなど、特定ジャンルに依存しない体制構築を目的として、新規ジャンルの開拓、強化を推進した。しかし、刊行計画の都合上、刊行点数が前年同期から減少した影響により、第1四半期累計期間の売上高は前年同期を下回る金額で着地した。■通期予想は変更なし
2023年3月期通期の業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。売上高95億円(前期比4.5%増)
営業利益24億円(同9.4%増)
経常利益24億円(同9.0%増)
最終利益14億8800万円(同7.1%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社アルファポリス
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶本 雄介
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9467