KADOKAWAのゲーム事業、第1四半期は売上高125億円、営業利益65億円と過去最高 通期計画を早くも達成 『エルデンリング』で業績はまさに一変
KADOKAWA<9468>のゲーム事業が好調だ。先に発表した2023年3月期 第1四半期(22年4~6月)の決算で、同事業の業績は、売上高125億8200万円、セグメント利益65億6900万円と過去最高を更新した。前年同期は、売上高18億7500万円、セグメント損失1億1600万円だったから業績が一変したといえるほどの急激な伸びを見せている。
同社では、フロム・ソフトウェアとバンダイナムコエンターテインメントの共同開発タイトル『ELDEN RING(エルデンリング)』が記録的大ヒットとなり、海外向け出荷に関連する収益等を計上したため、としている。さらに、スパイク・チュンソフトの2本の新作タイトルと、共同・受託開発事業も業績に寄与したとのこと。
第1四半期だけで1年間かけて目指していた利益計画を達成したとのことで、『ELDEN RING』のLTV最大化のための施策やメディアミックス展開を計画しているという。またスパイク・チュンソフトでは、アニメ放映と同時期の『メイドインアビス 闇を目指した連星』のリリースなど複数の新作をリリースする、としている。
業績推移は以下の通り。KADOKAWAがフロム・ソフトウェアをグループに迎え入れたのが2014年5月だった(関連記事)。当初からグループのゲーム事業の中核企業に位置づけるとしていたが、いまやゲーム事業だけでなくKADOKAWAグループの中核企業のひとつとなっている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468
会社情報
- 会社名
- フロム・ソフトウェア