【決算レポート】ネクソン、過去最高売上となった第2四半期は『アラド』『メイプル』『アラドM』『FIFA ONLINE 4』と新旧作品が大いに貢献

ネクソン<3659>の2022年12月期 第2四半期(22年4月~22年6月)の連結決算(IFRS)は、売上収益841億2200万円(前年同期比50.2%増)、営業利益226億8400万円(同47.3%増)、最終利益247億0700万円(同175.9%増)と大幅な増収増益を達成した。

・売上収益:841億2200万円(同50.2%増)
・営業利益:226億8400万円(同47.3%増)
・最終利益:247億0700万円(同175.9%増)

同社では、『FIFA ONLINE 4』や、中国での『アラド戦記』、韓国での『メイプルストーリー』 といった主力タイトルの成長に加え、『アラド戦記モバイル』の好調なスタートで、過去最高の第2四半期売上収益を達成した、としている。

費用面では、Embark Studioのタイトルリリース時期の見直しに伴い、『ARC Raiders』のゲームIPに係る減損損失22億円を計上したほか、変動費や人件費、広告宣伝費が増加したものの、増収効果で吸収し、大幅な営業増益となったという。

最終利益については、営業利益の増加に加えて、為替の円安に伴い、米ドル建ての現金預金に係る為替差益277億円が発生したことでも押し上げられた。

地域セグメント別の状況は以下の通り。

■韓国
売上収益は同56.7%増の512億4800万円だった。デバイス別の内訳をみると、PCが同51.9%増の316億2000万円、モバイルが同65.2%増の196億2800万円とPC・モバイルともに大きく伸びた。

PCについては、『FIFA ONLINE 4』が2倍超に成長し、過去最高の売上を記録した。19周年を迎えた『メイプルストーリー』もMAU、課金ユーザー数、ARPPUがすべて増加。『アラド戦記』も34%伸びた。

またモバイルについては、『アラド戦記モバイル』が好調なスタートを切ったことで大きく貢献。プレイヤーエンゲージメントが高水準で安定的に推移しており、「当社の予想を連続して上回った」とコメントした(オーウェン・マホニー社長)。

本作は、連結子会社NEOPLEが開発し、Nexon Koreaがパブリッシングしているタイトルで、3月に韓国で正式サービスを開始。App StoreとGoogle Playの売上ランキングで首位を獲得した。開発者とライブ運用チームの間での「素晴らしい連携」の事例の一つになるという。

ローンチ前にプレイヤーエンゲージメントを確実に維持するための大規模コンテンツ計画を時間をかけて策定し、配信開始後は、短期的な売上獲得より長期的なプレイヤーのリテンションを優先する施策を行ったという。

本作の成功で、「バーチャルワールドの開発及び維持における当社の手法が正しいことを再確認することができました」とし、この学びを『カートライダードリフト』やMMORPG『HIT2』などの新作に適用していく考え。

■中国
売上収益は同42.7%増の192億3800万円だった。『アラド戦記』で労働節アップデートや14周年アップデートなどを実施したが、特に労働節アップデートが貢献した。MAUが前年同期比で減少したものの、課金ユーザー数とARPPUが伸びたことで売上収益は増加した。

 ■日本
売上収益は同0.7%減の21億4900万円だった。PCが同18.9%増の7億8300万円と伸びたものの、モバイルが同9.3%減の13億6600万円となった。『カウンターサイド』が増収要因となった一方、TRAHA』と『V4』が減収要因となった。

■北米及び欧州
売上収益は同30.0%増の57億3800万円だった。新作ゲームのほか、『メイプルストーリーM』が前年同期比で成長した、としている。

■その他の地域
売上収益は同76.6%増の57億4900万円だった。『メイプルストーリー』シリーズが大きく成長したほか、新作が寄与したとのこと。

 ■第3四半期の見通し
続く第3四半期(22年7月~9月)の業績は、売上収益960億3900万円~1040億3800万円(前年同期比26.5%増~37.0%増)、営業利益301億4300万円~366億3500万円(同1%増~23.0%増)、最終利益215億5900万円~263億9500万円(同43.1%減~30.0%減)を見込む。

・売上収益960億3900万円~1040億3800万円(同26.5%増~37.0%増)
・営業利益:301億4300万円~366億3500万円(同1%増~22.7%増)
・最終利益:215億5900万円~263億9500万円(同43.1%減~30.3%減)

同社では、『FIFA ONLINE 4』と韓国『メイプルストーリー』が成長をけん引するほか、『アラド戦記モバイル』と8月25日配信予定の『HIT2』が貢献する見通し、としている。変動費や人件費、広告宣伝費、サーバー費用が増加するものの、引き続き増収効果で吸収する見通し。

 各地域別セグメント別の見通しは以下のとおり。

 

株式会社ネクソン
http://www.nexon.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ネクソン
設立
2002年12月
代表者
代表取締役社長 オーウェン・マホニー/代表取締役CFO 植村 士朗
決算期
12月
直近業績
売上収益2744億6200万円、営業利益915億4100万円、最終利益1148億8800万円(2021年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3659
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