アイスタイル、22年6月期の決算は過去最高の売上を記録も営業赤字継続

アイスタイル<3660>の2022年6月通期(21年7月~22年6月)の連結決算は、売上高344億0100万円(前の期比11.3%増)、営業損失4億5300万円(前の期は6億0400万円)、経常損失5億9300万円(同7億9500万円)、最終損失5億7100万円(同3億7900万円の利益)だった。

・売上高:344億0100万円(同11.3%増)
・営業損失:4億5300万円(同6億0400万円)
・経常損失:5億9300万円(同7億9500万円)
・最終損失:5億7100万円(同3億7900万円の利益)

売上高では、首都圏を中心に5ヵ月間に及び布告した緊急事態宣言・まん延防止等重点措置といった行政による行動制限の影響があったものの、2022年3月以降における著しい人流の戻りや化粧品需要の回復を受けて店舗が増収したことに加え、Beauty Service事業におけるECのスペシャルイベントである「@cosme BEAUTY DAY」の売上拡大を含むECの成長と、On Platform事業の広告・ソリューションの増収等が寄与し、過去最高の売上高を記録した。

営業利益では、賞与引当金繰入の増加や、On Platform事業におけるソフトウエア償却費の増加など、販売費及び一般管理費が増加したものの、増収に伴う売上総利益の増加により前年同期比で改善しての着地となった。

その他、2021年8月に子会社化した韓国のGlowdayzの株式取得に際して発生した段階取得に係る差益1億1400万円を計上し特別利益は2億0800万円となった一方、海外店舗の収益性の低下に伴う減損等による減損損失2億1100万円を計上したことなどにより特別損失は3億0500万円となった。

■2023年6月期の業績見通し

2023年6月期の業績は、売上高400億円(前期比16.3%増)、営業利益5億円(前期は4億5300万円の損失)、経常利益1億7000万円(同5億9300万円の損失)、最終利益3000万円(同5億7100万円の損失)を見込む。

・売上高:400億円(同16.3%増)
・営業利益:5億円(同4億5300万円の損失)
・経常利益:1億7000万円(同5億9300万円の損失)
・最終利益:3000万円(同5億7100万円の損失)
・EPS:0.42円