アイスタイル、米アマゾンと業務資本提携、筆頭株主に Amazon上での店舗展開で協業 三井物産とも 合計183億円を調達する見込み

アイスタイル<3660>は、この日(8月15日)、Amazon.com(アマゾン)との業務資本提携を行うことを明らかにした。転換社債と新株予約権を発行し、アマゾンは、アイスタイル株式の36.95%を保有する筆頭株主の筆頭株主となる見通し。

同時に、三井物産との業務資本提携と転換社債の発行、トリプルフォー投資事業組合に対する転換社債と新株予約権の発行を行うことも明らかにした。三井物産が3.98%、トリプルフォーが2.68%を保有する見通し。

同社では、今回の転換社債と新株予約権の発行・権利行使を通じて、手取り概算金183億1600万円を調達する予定で、長期借入金の返済に50億5800万円、テクノロジー投資に110億1800万円を充当する、としている。

なお、アマゾンとの間で行う業務提携については、アマゾンジャパンが販売事業者向けに日本国内で提供している各種サービスやテクノロジーと、同社が展開するコスメ・美容に特化したクチコミ・品揃え・店舗づくりの知見を活用する。

コスメ・美容関連の買い物における利便性や顧客満足度をさらに向上していきたい、としている。具体的な取り組みの一つとして、Amazon.co.jp 上において「@cosme SHOPPING」(仮称)のストアをオープンする。

また三井物産との提携では、EC や店舗事業におけるサプライチェーン構築や Global 事業におけるパートナー発掘など、幅広い分野で、三井物産のネットワークや製品・流通、リテール分野での取り組みに基づく知見を活用する。