HIKKY、メタバース開発エンジン「Vket Cloud」のロードマップを公開 地方自治体・学校への無償提供も視野



HIKKYは、8月26日、 HIKKY独自のメタバース開発エンジン「Vket Cloud」のロードマップを発表した。将来的には、 地方自治体や学校への無償提供も予定している。さらに 本日よりベータテスターの二次募集を開始した。


■Vket Cloud(ブイケットクラウド)とは
HIKKYが独自開発したメタバース開発エンジン。 Vket Cloudを用いて制作されたメタバース空間には、 スマートフォンやパソコンから専用アプリなどのダウンロードを行うことなく、 URLリンクをクリックするだけでアクセスが可能。

マルチプレイにも対応しており、 ボイスチャットやテキストチャットで同空間内にいる他のユーザーとのコミュニケーションも楽しめる。



■Vket Cloudロードマップ



近年は企業・個人問わずメタバースへの興味関心が寄せられているが、 コストや技術において参入障壁はいまだ高い状況。 特に地方自治体や学校からは、 多数お問い合わせを頂いており、 強いニーズを感じている。

メタバースをサスティナブルな産業にしていくためには、 公的な機関を通じて一般の方々へ提供することで可能性を広げられるのではないかと考えており、 2022年の秋には、 地方自治体や学校に向けて無償提供を行うための説明会開催を予定している。

「Vket Cloud」は、 外部サービスとの連携など、 Webを使ってメタバース空間を作成できるメタバースメーカーとして機能を進化させていきます。 今後はワールド内決済や1万人同時接続など、 メタバース空間を訪れる人に向けた機能も強化され、 各機能が追加されるに従い、 独自アイテムの販売やイベント開催などもスムーズに行えるようになる。

プラットフォームの垣根を越えて、 「誰もが自由に創り、 アクセスできるオープンなメタバース」の実現に向けて、 HIKKYは新しい挑戦を進めていく。


■ベータテスター二次募集開始
2022年8月26日(金)より、 ベータテスターの二次募集を開始した。応募者には、 Vket Cloud SDKを無償配布する。これを使って、 ご自身のメタバース空間を自由に作成いただくことが可能になる。

2022年5月に行ったベータテスターの一次募集では、 開始から約1週間で175名の応募をいただきました。 Vket Cloudのサイトでは、 参加者が作成されたワールドの内、 審査基準をクリアしたものを一般公開している。 

〇Vket Cloudサイト: https://make.vketcloud.com/



【アバターのアップロード機能を追加】
今回から配布するVket Cloud SDKでは、 VRM形式で作成されたオリジナルアバターのアップロードが可能になった。また、 顔のパーツや服を選ぶだけで、 簡単にオリジナルアバターが作成できる「Avatar Maker(アバターメイカー)」を使えば、 アバターの作成も簡単に行える。



【テスター募集要項】
Unityを使用し、 以下のことができるスキルが必要。
・Unityシーンを開いてオブジェクトを置ける
・テクスチャの画像の差し替えができる
・FBXが何かおおよそわかる

ワールドの制作方法がわかるチュートリアルやドキュメントも用意している。初心者でも参加可能。



【スケジュール・申し込み方法】
日程:8月26日(金)~9月末(予定)
※状況に応じて、 スケジュールは変更になる可能性がある。
申し込み方法:Vket Cloud公式Discordに参加しよう。

※今後の最新情報は下記公式Twitterでも確認できる。

Vket Cloud公式Twitter : https://twitter.com/VketCloud