ツインエンジンがテンセントとアムタス、BookLiveから資金調達 ゲーム化とグローバル化、IP開発での協業も推進
ツインエンジンは、2019年4月に完了したシリーズAの資金調達に続きシリーズBを実施し、テンセントグループとアムタス、BookLiveの3社を引受先とする第三者割当増資を完了したことを明らかにした。今後の重点分野に投資する資金を調達するとともに、資金調達先との協業を行っていく考えだ。テンセントとはゲーム化とグローバル化、アムタスとBookLiveとは原作となるコミックの共同開発を行っていく。調達金額などについては開示していない。
【ゲーム化ライセンスの収益性強化及び自社IPのグローバル化】
現在、アニメコンテンツの主要な収益源のひとつに、ゲーム化をメインとするマーチャンダイジングビジネスがある。とりわけ、大ヒットIPと連動するマーチャンダイジングビジネスは大きなアップサイドが見込めることもあり、同社として、将来的な基幹事業のひとつとして捉えている。
テンセントグループとの資本提携をきっかけに、“ゲーム化"、“グローバル化"をキーワードとするアニメーションコンテンツの企画開発・制作により一層注力し、同社のライセンスビジネスの業容の飛躍的な拡大を目指す。短期的に小ヒットを狙うのではなく、ビッグIPと連動する、ワールドワイドのゲームコンテンツを創出したいというビジョンのもと、中長期的に取り組む。
【電子書籍プラットフォーム大手のアムタス、BookLiveとの、「コミック」と「アニメ」を共同開発するオリジナルIPプロジェクトの発足】
同社の中長期的なミッションのひとつに、「オリジナルアニメIPのヒット作品の創出」というものがあり、そのためには、アニメーションのイメージやストーリーの元となる「原作」の開発能力が不可欠。
オリジナルアニメの多くは、ゼロから開発するケースがほとんどだが、同社は従来のこうしたアプローチと並行して、現在のアニメコンテンツの主流である「コミック原作」そのものを自社開発するため、体制づくりとノウハウの蓄積を進めている。
一方、引受先であるアムタス、BookLive両社もまた、既存の出版社の電子書籍を扱いながら、「自社オリジナル」のコミック制作に注力しており、プラットフォームの独自性を高める戦略をとられている。
この資本提携をきっかけに、それぞれの強みを活かしながら、「コミック×アニメ」のビジネス展開を戦略的に見据えたオリジナルIP開発を行うプロジェクトを発足させ、全世界を熱狂させるIPを生み出す考え。
これまで同様、配信権販売ベースの基幹ビジネスを安定的に成長させながら、オリジナルIP開発にリソースを傾け、世界に誇れるメガヒットコンテンツをプロデュースできるよう、事業に邁進したい、としている。
会社情報
- 会社名
- インフォコム株式会社
- 設立
- 1983年2月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 黒田 淳
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4348
会社情報
- 会社名
- Tencent(テンセント)
会社情報
- 会社名
- 株式会社アムタス
- 設立
- 2013年10月
- 代表者
- 黒田 淳
- 直近業績
- 非公開
- 上場区分
- 未上場
会社情報
- 会社名
- ツインエンジン
会社情報
- 会社名
- BookLive