【ゲーム株概況(10/18)】『キャプテン翼』BLCゲーム発表のKLab大幅反発　BOIは"材料出尽くし"への警戒感から売り優勢に

10月18日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前日比380円35銭高の2万7156円14銭でこの日の取引を終えた。前日の米国株高を受けて幅広い銘柄に買いが入った。買い一巡後は伸び悩む場面がみられたが、米国の株価指数先物が堅調に推移していることを受けて再び買いが入って一段高となった。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、ほぼ全面高となった。KLab<3656>が大幅反発。この日、Web3関連事業を管轄する子会社BLOCKSMITH&Co.が日本を代表するサッカー漫画『キャプテン翼』のIPを活用した、新感覚ブロックチェーンゲーム『キャプテン翼 -RIVALS-』を年内ローンチ予定と発表したことが材料視された。

昨日(10月17日)時点でゲーム公式Twitterアカウントと発表時期に関する噂話がTwitter上で出回っており、同社株にも朝方から先回り買いが入っていたようだ。正式発表後、短期筋の利食い売りに押されて伸び悩む場面があったものの、引けにかけて徐々に買われた。

このほか、スクウェア・エニックス・ホールディング<9684>が反発。SMBC日興証券が投資判断「1」を継続とし、目標株価を8900円から9100円に引き上げたと観測されており、これが材料視されたようだ。

他方、バンク・オブ・イノベーション<4393>が4日続落。この日は期待の新作タイトル『メメントモリ』の事前ダウンロードと事前登録120万人突破と発表し、買われたものの、後場に入って急落。リリース後に"目先材料出尽くし"となることが多いため、警戒感からの売りに押された模様だ。