NTTレゾナント、メタバース空間やXR空間を活性化させる人格保有型AIキャラクターを初公開

NTTレゾナントは、提供するさまざまなAI技術を活用できるAPI群の「AI suite(エーアイスイート)」で、メタバース空間やXR空間を活性化させる人格保有型AIキャラクターを初公開する。この技術を2022年10月26日から28日に幕張メッセで開催する「第13回 Japan IT Week秋 第6回AI・業務自動化展【秋】」に出展する。

会場では、AI suiteの活用シーンを5つのデモで紹介する。これらのデモで使用する技術は、メタバース空間/XR空間でのビジネスやオンライン会議などで活用できる。


■展示内容
(1)人格保有型AIキャラクター
NTTレゾナントが新たに開発したアルゴリズムにより、人格を保ちながら従来よりも一貫性のある会話ができる人格保有型AIキャラクター(キャラ)のデモを展示会場で初公開する。

長期的な会話履歴を時系列保持することで、単調になりがちなNPC(Non Player Character)の会話応答を、より自然で多様なものにする。NPC同士の生き生きとした会話でメタバース空間やXR空間を活性化し、集客効果を見込むなどの応用ができる。

この技術は、「過去のn回分の対話」と、年齢・居住地・趣味嗜好といった「発話者のプロファイル」を考慮し、話し手の人格を読み取り応答することを可能にした。これにより、話し手と応答者の人格や関係性に沿った高精度な会話を実現できる。従来のユーザーIDを基に人格を学習する手法や人格情報を記載した定型文を参照するといった手法と比較して、応答選択の精度が高いことがわかっているという。

 
(2)AI suite機能群を活用しているその他4つの展示デモ
・メタバース空間/XR空間における次世代の受付ナビゲーション「AIコンシェルジュ」
・オンライン会議参加者の感情や集中度などをリアルタイムで検出す「オンライン会議センシング」
・AIとのロールプレイによりユーザーの会話の特徴を定量評価する「AIとのロールプレイ診断」
・既存のオンライン会議ツールと連携し話者の感情分析等を行う「オンライン会議ツールとのAPI連携」

上記4つのデモでは、NTT コンピュータ&データサイエンス研究所が開発した「MediaGnosis」などを用いて抽出した音声・映像の特徴量を用いて、NTTレゾナントが独自開発した「マルチモーダル対話応答・感情予測エンジン」において音声・映像・言語から、感情・応答予測を統合学習している。

 


■展示会概要
展示会:第13回 Japan IT Week 秋 / 第6回AI・業務自動化展【秋】
会期:2022年10月26日~28日
時間:10:00~18:00(最終日のみ17:00終了)
会場:幕張メッセ7ホール43-20
主催:RX Japan
URL:https://www.japan-it-autumn.jp/ja-jp.html