マクアケ、2022年9月期決算は最終損失13億4700万円と赤字転落 リ・オープンによるプラットフォーム利用者の減少と減損損失計上で
マクアケ<4479>は、10月25日、2022年9月期(21年10月~22年9月)の決算を発表し、売上高42億0600万円(前の期比9%減)、営業損失3億2400万円(前の期は3億2900万円の利益)、経常損失3億0200万円(同3億2600万円の利益)、最終損失13億4700万円(同2億4600万円の利益)と減収・赤字転落となった。
同社では、下半期からの経済活動正常化の影響による実行者のプラットフォームの利用及び応援購入件数の減少に加えて、固定資産の減損損失10億0900万円を計上したことが響いた、としている。
・売上高:42億0600万円(同9%減)
・営業損失:3億2400万円(同3億2900万円の利益)
・経常損失:3億0200万円(同3億2600万円の利益)
・最終損失:13億4700万円(同2億4600万円の利益)
上半期はコロナ禍における需要拡大によりキュレーターの業務負担やプロジェクト数規模が増加したことで、ユーザーの新商品や新サービスとの出会い体験が低下し、実行者とサポーターのマッチング率(コンバージョンレート:CVR)が減少傾向にあった課題に対し、キュレーター及び審査人員の採用を強化すると共に両部門の新組織体制を構築し、オペレーションを改善したことに加え、実行者及びサポーター向けの新機能の開発等に注力してきた。
また、下半期においては短期目線の施策ではなく来期以降の成長を加速していくために、上期に採用した人材を中心とした新たな育成体制の構築や実行者及びサポーターが安心して利用できるプラットフォームの環境づくりを目的とした、新たなサポート施策を検討してきた。これらの施策によりプロジェクト掲載数は同5.1%増加し8314件、アクセスUUは同19.9%増加し、5300万人となった。
一方、下半期から経済活動の正常化による影響が出始め、オフラインでの商流、消費が増加したことによって、実行者のプラットフォーム利用数とサポーターの応援購入件数が減少する傾向が徐々に強まった。それにより、第3四半期まで回復傾向にあったCVRが第4四半期に低下し、前年同期比1.3pt減少の3.1%となり、応援購入総額が同8.2%減少の197億7600万円となった。
■2023年9月期の業績見通し
2023年9月期の業績は、売上高38億4000万円(前期比8.8%減)、営業損失8億8000万円(前期は3億2400万円)、経常損失8億8000万円(同3億0200万円)、最終損失8億9000万円(同13億4700万円)を見込む。
・売上高:38億4000万円(同8.8%減)
・営業損失:8億8000万円(同3億2400万円)
・経常損失:8億8000万円(同3億0200万円)
・最終損失:8億9000万円(同13億4700万円)
・EPS:-70.81円
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751