カプコン、23年3月期通期の業績予想を上方修正…営業益は480億円→500億円に 6月に発売した『モンハン:サンブレイク』が寄与 リピートタイトルの販売も拡大
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カプコン<9697>は、10月26日、2023年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、6月に発売した『モンスターハンターライズ:サンブレイク』が安定した人気を集め、業績に大きく貢献したほか、リピートタイトルの販売拡大などもあり、売上高・利益ともに従来予想を上回る見通しとなった。
売上高1200億円→1250億円(増減率4.2%増)
営業利益480億円→500億円(同4.2%増)
経常利益480億円→500億円(同4.2%増)
最終利益345億円→365億円(同5.8%増)第2 四半期連結累計期間は、中核事業であるデジタルコンテンツ事業において、6月に発売した『モンスターハンターライズ:サンブレイク』(Nintendo Switch、パソコン用)が安定した人気を集め、業績に大きく貢献した。さらに、積極的なプロモーションによるIPの認知拡大と新たなファン層の獲得に加え、主力シリーズの継続的な新作タイトル販売やセール販売との相乗効果によるシリーズの過去タイトルなどを中心としたリピートタイトルの販売拡大が収益を押し上げた。
加えて、アミューズメント機器事業において、8月に『新鬼武者2』を発売し、市場からの高評価により好調に稼働したほか、10月3日稼働開始の『バイオハザード RE:2』を9月に出荷し、収益に大きく貢献した。
これにより、第2四半期連結累計期間の業績は順調に推移するとともに、為替の影響による収益の上ブレもあり、当初計画を上回った。
この結果、2023年3月期の通期連結業績予想について、下期の販売計画や為替影響などを勘案し、売上高、営業利益、経常利益、最終利益はいずれも前回発表予想を上回る見込みとなった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697