【ゲーム株概況(10/27)】通期業績予想を増額のカプコンが高値を更新 M&Aを材料にカヤックは3日続伸 国内証券が高評価のANYCOLORも高値更新
10月27日の東京株式市場では、日経平均は4日ぶりに小反落し、前日比86.60円安の2万7345.24円で取引を終えた。米国市場でハイテク株が売られたことに加え、為替が140円台前半まで円高方向に振れたことで、国内市場も輸出関連株などに売り物が先行した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、カプコン<9697>が大幅続伸し年初来高値を更新し、4000円台乗せを示現した。カプコンは、前日26日に第2四半期決算を発表するとともに、2023年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表したことが市場の評価材料となったようだ。
また、同じく前日にeスポーツ大会支援ツール「e-players」の開発・運営を行うPapillonを11月1日付で買収すると発表したカヤック<3904>が3日続伸した。
ほか、モバイルファクトリー<3912>や壽屋(コトブキヤ)<7809>、ワンダープラネット<4199>などが買われた。
周辺株では、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断「オーバーウエート」、目標株価2万600円でカバーを開始したANYCOLOR<5032>が年初来高値を更新し、一時1万3790円まで上昇する場面があった。
半面、前日発表した2022年9月期決算が大幅な減益となったサイバーエージェント<4751>が5日ぶりに反落した。
そのほか、ボルテージ<3639>やアエリア<3758>、coly<4175>なども売られた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904
会社情報
- 会社名
- ANYCOLOR株式会社
- 設立
- 2017年5月
- 代表者
- 田角陸
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高319億9500万円、営業利益123億6100万円、経常利益123億4100万円、最終利益87億2500万円(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5032