Aiming、第3四半期(1~9月)は『DQタクト』が2周年施策などで想定上回る 外注費、広告宣伝費の増加などで営業益は66%減に

  • Aiming<3911>は、10月28日、2022年12月期の第3四半期累計(1~9月)の決算(非連結)を発表、『ドラゴンクエストタクト』が2周年施策の影響により予想を上回ったことも寄与して増収となったものの、外注費、広告宣伝費の増加や受託開発費計上により減益となった。

    売上高97億2500万円(前年同期比5.8%増)
    営業利益4億1600万円(同66.8%減)
    経常利益4億2600万円(同64.7%減)
    最終利益4億100万円(同61.3%減)

    主力タイトルである『ドラゴンクエストタクト』は、2周年イベントなどが好評だったことに加え、周年イベント後の反動減が想定よりも少なかったことにより、配信サービスの売上高が好調に推移した。

    また、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』シリーズのタイトル案件の共同事業化が合意に至り、共同開発とする以前の一部期間について、見送っていた売上高が計上された。

    費用面については、売上高の増加に伴う変動費の増加があるものの、各タイトルの開発フェーズの進行に伴う人員の増加が想定よりも増えなかったことに加え、業務委託費の一部計上が月ずれしたこと、また、『ドラゴンクエストタクト』の2周年イベントを含めた広告宣伝費が想定よりもかからなかったため、売上原価と販管費はともに業績予想に対して微増に留まった。

    ■通期予想は売上高4%増、営業益55%減に
    なお、新たに開示した2022年12月期通期の業績予想は以下のとおり。2022年配信予定のタイトルが業績に寄与してくる見通し。

    売上高125億5400万円(前期比4.2%増)
    営業利益6億6900万円(同55.1%減)
    経常利益6億7900万円(同53.0%減)
    最終利益6億2000万円(同46.9%減)