【ゲーム株概況(10/31)】BOIがS高…『メメントモリ』の好調と需給面の不安解消で 売上高・営業益予想を増額のタカラトミーは3日ぶりに大幅反発
10月31日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに反発し、前日比482.26円高の2万7587.46円で取引を終えた。前週末の米国市場の急伸もあり、国内市場も朝方から半導体株などを中心に買いが先行した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、バンク・オブ・イノベーション(BOI)が大幅続伸し、ストップ高まで買われた。BOIは、新作『メメントモリ』の好調さが引き続き好感されていることに加え、第9回新株予約権と第10回新株予約権の行使停止要請の行使停止期間が11月22日まで延長されたことで需給面の不安が解消されたことが上げ足を加速させる形となっているようだ。
また、前週末28日に第2四半期業績予想の修正を発表しており、アミューズメントマシン事業の拡大やガチャ事業の売上伸長などにより、売上高と営業利益の予想の上方修正を実施したタカラトミー<7867>が3日ぶりに大幅反発し、同じく28日に第3四半期決算を発表したenish<3667>は決算通過でアク抜けとみた向きに買われて大幅反発した。
ほか、ガーラ<4777>やアピリッツ<4174>、サイバーステップ<3810>なども買われた。
半面、サイバーエージェント<4751>が3日続落し、coly<4175>やカヤック<3904>などが安い。
第2四半期決算の発表を受け、前週末に3日続伸するなど買われていた東映アニメ<4816>は、利益確定の売り物に押されてさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
- 設立
- 2006年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 樋口 智裕
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高213億3300万円、営業利益49億円、経常利益49億2000万円、最終利益32億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4393
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミー
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2083億2600万円、営業利益188億1800万円、経常利益178億700万円、最終利益98億800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7867