エクストリーム<6033>は、この日(11月14日)、ゲームソフトやシステムなどの受託開発を行なうエス・エー・エスを買収することを明らかにした。エス・エー・エス社長の梅木 元博氏と、役員の宝田 唯一氏より、発行済株式の51.3%に相当する2万4000株を11月18日付で取得する予定。取得価額については非公開。
エス・エー・エスは、エンターテイメント事業及びシステムソリューション事業の2事業を展開する受託開発会社。ゲームの受託開発事業においては、大手ゲームパブリッシャーを主な取引先として40年を超える取引実績がある。
主な取引先として、セガやバンダイナムコエンターテインメント、アイア、日本コロムビア、エンハートなどがあり、家庭用ゲームソフト・スマートフォンゲームアプリだけではなく、アミューズメントゲーム機などの開発も得意としている。
特に企画~開発における総合力に定評があり、アミューズメント施設向け機器においては、企画力をハードウェア制御へ活かす製品をはじめ、メダル筐体ゲーム機器など多彩な開発実績が対象会社の強みとなっている。
システムソリューション事業においては、長年蓄積した技術開発力を背景に、無線通信装置、海洋調査関連システム、ロボット制御システム、各種シミュレータ開発など、大手機器メーカーや国立研究開発機関などと直接取引を行っている。
今回の買収の理由について、同社のデジタル人材事業とエス・エー・エスの受託開発案件の営業案件の紹介や、開発力の一体化による収益機会の拡大、出向による人的開発リソースの補完、海外取引ネットワークを生かしてアミューズメントゲームへの参入など相乗効果が見込めるため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エクストリーム
- 設立
- 2005年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 佐藤 昌平
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高102億1700万円、営業利益10億9700万円、経常利益14億4800万円、最終利益10億3400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 6033