【決算レポート】セガサミーHD、9月中間は家庭用ゲーム想定下回り営業益35%減の95億円 パチンコ・パチスロやリゾートは収益改善 『プロセカ』好調持続

セガサミーホールディングス<6460>が10月31日に発表した第2四半期累計(22年7月~22年9月)の連結決算は、売上高1500億9500万円(前年同期比11.3%増)、営業利益95億7400万円(同34.8%減)、経常利益123億円(同16.6%減)、最終利益96億1900万円(同19.9%減)となり、増収・減益となった。

・売上高:1500億9500万円(同11.3%増)
・営業利益:95億7400万円(同34.8%減)
・経常利益:123億円(同16.6%減)
・最終利益:96億1900万円(同19.9%減)

パチンコ・パチスロ関連やリゾートの収益が改善したものの、セガを中心に展開しているエンタテインメント事業が減益となったことが響いた。家庭用ゲームソフトの新作・リピート販売がいずれも想定を下回ったほか、アミューズメント機器で原材料高の影響を受けたという。

ただ、為円安に振れたことでプラスの影響はあったという。家庭用ゲームやスマホゲームなどのコンシューマ分野では売上高で43億円、営業利益が23億円の押し上げ効果があったそうだ。また、外貨建て資産・負債の洗い替えによって29億円の為替差益が営業が収益に計上された。

 セグメント別の状況は以下のとおり。セグメント全体の数字は、経常利益で開示されているが、サブセグメントは営業利益で開示されているのでご留意いただけると幸いだ。


■エンタテインメント事業
・売上高:1166億円(前年同期比8.5%増)
・営業利益:138億円(同37.8%減)

◆コンシューマ
売上高は同5.3%増の750億円、営業利益が同42.4%減の106億円だった。そのうち、「フルゲーム」(家庭用ゲームソフト)の新作売上高は同53.1%減の75億円、リピート販売は同変わらずの147億円だった。同社によると、いずれも想定を下回ったという。

『ソニックオリジンズ』や『ソウルハッカーズ2』『十三機兵防衛圏』などを発売したが、新作の販売本数は同57.7%減の148万本だった。リピートの販売本数も、同17.9%減の865万本にとどまった。

 また、F2Pタイトルは、同21.8%増の318億円と好調だった。Colorful Paletteと共同展開している『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』が貢献したとのこと。このほか、受託開発やDLC販売など「その他」は同44.1%増の209億円だった。

 下半期においては、大型の新作タイトルの複数投入することで巻き返しを図る。上半期の累計販売本数1014万本に対し、下期だけで2411万本を販売する計画だ。発売予定タイトルは以下のとおり。

・『ソニックフロンティア』
・『ペルソナ5ザ・ロイヤル』
・『ペルソナ3ポータブル』
・『ペルソナ4ザ・ゴールデン』
・『Football Manager2023』
・『龍が如く 維新! 極』
・『Company of Heroes3』
・『Endless Dungeon』

 ◆アミューズメント機器
売上高は同22.4%増の284億円、営業利益は同60.8%減の9億円だった。UFOキャッチャーシリーズを中心に販売が好調だったが、原材料費高騰の影響を受けて営業利益は大幅な減少となった。

◆映像・玩具
売上高は同12.1%増の129億円、営業利益は同35.2%増の23億円と好調だった。こちらは劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の配分収入を計上した。


■遊技機事業

・売上高:275億円(前年同期比18.0%増)
・営業利益:20億円(前年同期は13億2400万円の損失)

 パチンコ・パチスロともに販売した機種の販売が計画を上回った。特に『パチスロ甲鉄城のカバネリ』などパチスロ機(6.5号機)が好調で、販売台数は3000台増の3万4000台となった。またパチンコ機については、『Pモンスターハンターダブルクロス 連続狩猟ver.』などを発売し、前年同水準の2万3000台を販売した。

【売上高】
パチスロ:14.1%増の137億円
パチンコ:33.8%増の95億円

なお、下半期の発売タイトルは以下のとおり。

【パチスロ】
・パチスロハードボイルド
・パチスロRYUKYU BEAT-30
・パチスロ甲鉄城のカバネリ(追加販売)
・パチスロ幼女戦記

【パチンコ】
・P七つの大罪2
・P TIGER & BUNNY ~完全無欠WILDスペック~

 
■リゾート事業
・売上高:56億円(同47.4%増)
・営業損失:4億円(同39億5500万円の損失)

『フェニックス・シーガイア・リゾート』において、政府や独自の観光需要喚起策が寄与し、個人客を中心に回復した。一方、PARADISE SEGASAMMYが運営する『パラダイスシティ』については、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う各国の渡航制限の影響が出た。

 
■2023年3月期の業績見通し
2023年3月期の業績は、売上高3750億円(前期比16.8%増)、営業利益400億円(同24.8%増)、経常利益400億円(同20.0%増)、最終利益280億円(同24.4%減)、EPS126.83円を見込む。

・売上高:3750億円(同16.8%増)
・営業利益:400億円(同24.8%増)
・経常利益:400億円(同20.0%増)
・最終利益:280億円(同24.4%減)
・EPS:126.83円

計画に対する進捗率は、売上高40.0%、営業利益23.9%、経常利益30.8%、最終利益34.4%となっている。

・売上高:40.0%
・営業利益:23.9%
・経常利益:30.8%
・最終利益:34.4%

セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高3209億4900万円、営業利益320億4200万円、経常利益333億4400万円、最終利益370億2700万円(2021年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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