【ゲーム株概況(12/13)】ユークスが増額期待で年初来高値　ウェルプレイドが安値更新　東海東京が大手ゲームのレーティング付与

12月13日の東京株式市場では、日経平均株価は反発。前日比112円52銭高の2万7954円85銭でこの日の取引を終えた。前日の米国株式市場の上昇を好感して買い優勢で始まったものの、買い一巡後は伸び悩んだ。上値では利食い売りが出やすくなっており、徐々に上げ幅を縮小する展開となった。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、ユークス<4334>が年初来高値更新。12月9日に発表した第3四半期決算が大幅増収増益での着地となったことが材料視されたようだ。利益項目は、通期の予想値を超過する推移となっており、上方修正を期待する向きが強まっているもよう。

以下のレーティング・目標株価の変更が観測されている。

【東海東京証券】
・セガサミーHD<6460>　新規「アウトパフォーム」、目標株価2400円
・バンダイナムコHD<7832>　新規「アウトパフォーム」、目標株価1万0900円
・KADOKAWA<9468>　新規「アウトパフォーム」、目標株価3100円
・スクエニHD<9684>　新規「アウトパフォーム」、目標株価8100円

【SMBC日興証券】
・フリュー<6238>　レーティング「1」継続、目標株価を1900円から1700円に引き下げ

【岡三証券】
・サイバーエージェント<4751>　レーティング「中立」継続、目標株価を1500円から1300円に引き下げ

このほか、前日買われたエイチーム<3662>が反落した一方、gumi<3903>が小幅続伸。バンク・オブ・イノベーション<4393>やガーラ<4777>もさえない。直近IPOでは、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>も断続的に売りが出ており、安値を更新した。直近IPO銘柄は需給動向に左右されやすい。